ユウト
ナミ!
ユウト
ナミ!
ユウト
おい!!
ナミ
なに?
ナミ
夜なんだから寝させてよ。
ユウト
今はそれどころじゃないんだよ!!
ナミ
はぁ?
ユウト
俺、誘拐されたかもしれないんだ
ナミ
何いってんの?第一、誘拐されたら普通連絡とかとれないでしょ。幻覚でも見てるのよ。
ユウト
ホントなんだよ!!
ユウト
ユウト
真っ黒で……唯一の光はスマホなんだ……
ナミ
嘘くさ。部屋真っ暗すぎでしょ。ライトつけて撮ってみなさいよ。
ユウト
ユウト
な、なんか人影が……
ナミ
自分の人影じゃないの?
ナミ
てか、スマホがある時点で誘拐じゃないでしょ…
ユウト
…………
ユウト
でも、電気がつく様子もないし…俺は……どうすればいいんだよ!!!
ナミ
まぁまぁ……とりあえず落ち着いて。警察に連絡してみましょう?
ユウト
とりあえず……連絡してみるよ。
10分後
ユウト
連絡してみたよ……一応電話も繋がった……
ナミ
そう
ユウト
ナミ、電話……かけていいか?
ナミ
な、なによ、急に……
ユウト
来るまでの時間を紛らわせたいんだ……
ナミ
仕方ないわね…
ユウト
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通話
02:31
ユウト
お、おい……なんだお前の声が俺の部屋から……
ナミ
ふふ……そうよ、貴方を誘拐したのは
ナミ
私。私なの。
ユウト
ナミ
なぜ?なぜって……貴方がなかなか私に振り向いてくれないせいじゃない。
ナミ
貴方は……私と付き合っているのにも関わらず他の女の子と遊んで……
ナミ
いっつも、私のことをほったからしにしたじゃない……?
ユウト
はぁ!?遊んでなんか……!
ナミ
嘘つくのはやめてくれる?証拠もバッチリあるのよ?
ナミ
ユウト
なっ、……
ナミ
これでも違うと言えるの?
ユウト
……
ナミ
あぁ……その表情たまらないわ……
ナミ
もっと……もっと……
ユウト
やっやめ……
ユウト
うわあああああああああああ!!!!