琴音
でも助けるにはどうすればいいの?
翔
僕たち家族を助けるには、お母さんが着けた仮面をおねえちゃん二人のうちのどちらかが着ければいいんだ。
雪菜
え、それだけ?
翔
うん。それだけだよ。
琴音
な~んだ、それだけなんだ。簡単じゃん!
翔
でもここから、仮面がある場所は、とても遠いよ。
雪菜
そうなの。仮面がある場所はどこにあるの?
翔
えっとね、この先にお母さんの部屋があるんだ。部屋の中に本棚があって、お母さんは本棚をずらして、地下室に入っていたんだ。
翔
地下室の奥にその仮面があったんだ。
琴音
この先の部屋かな?
翔
うん。それだよ
琴音
じゃあ、入ってみようよ!
雪菜
ちょっと、勝手に入っていいの?
琴音
いいんだよ!ほら行こうよ!
雪菜
ちょっと!!待ってよ!
琴音
先いくね雪菜
翔
あーあ、行っちゃった、、、
翔
どうなっても知らないよ。
琴音
あった!!あの本棚だね。
雪菜
琴音早いよ!
琴音
もう~雪菜てば遅いんだから。
琴音
ほら行くよ。
雪菜
ここまで来れば、覚悟決めなきゃ
ズズッ
琴音
本当に本棚が動いた
琴音
なんか、本棚の裏に階段があった
雪菜
行くの?琴音
琴音
そりゃあ、翔くんたち家族を助けるためにいくっしょ
雪菜
わかった。ここまで来たら、行こう。
琴音
じゃ、先進むよ。
雪菜
わかった。
翔
これで身代わりが見つかったね。お母さん
雪菜
ここに仮面があるんだ
琴音
翔くんによるとそうだね
琴音
その仮面気になる!
琴音
見つけたら、つけてみようかな~
雪菜
ダメだよ。それで翔くんのお母さんが呪われたんだから。
ガタン
琴音
なっ何!!
雪菜
なんかそこに仮面が落ちてる、、、
琴音
これが、翔くんのお母さんが着けた仮面
琴音の手には、不気味な狐面があった。
雪菜
何この不気味な仮面、、、
雪菜
怖いんだけど
雪菜
ホントにつけるつもりなの?琴音
琴音
つけてみなきゃホントに助けられるかどうかわからないよ。
琴音
だから、つけてみるね!!
翔
ふふ、ホントにつけるの?
琴音
翔くん!!
琴音
どう言うこと?
翔
どうも何も、その仮面で僕のお母さんが
呪われたんだよ。
呪われたんだよ。
翔
ホントにいいの?
琴音
いいのいいの、ここはつけなきゃ。
カポリ
雪菜
ホントにつけた、、、
雪菜
ど、どう?
琴音
顔に結構はまるね
琴音
あれ?でもはずせない
翔
これでやっと僕たち家族が救われる。そして新たな呪いが産まれた
雪菜
新たな呪い?
雪菜
琴音はどうなるの!!
翔
琴音おねえちゃんが呪われて、呪いになったんだ。
雪菜
どうしてくれるのよ!
翔
じゃあ、雪菜おねえちゃんも、仮面をつければいい。
雪菜
でも仮面はあのひとつじゃ、、、
翔
実はね、僕もここでもうひとつの仮面をつけてしまったんだ。
雪菜
だから、ここにもうひとつの仮面があるんだ、、、
翔
そうだよ。
翔
ほら、すぐそこにもうひとつの狐面があるじゃん。
雪菜
それをつければいいのね?
翔
うん。そうだよ。
カポリ
雪菜
私も着けたよ。
翔
これでいいんだ。また新たな呪いが産まれた
雪菜
ふふ。身代わりを見つけねば