テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
眠狂四郎
697
ruruha
728
S.H
778
野生の腐女子
6
コメント
1件
うわあ……第19話、すごく沁みました。遥の「断るって何て言うの」の問いが、もう胸に刺さって。頼み事を断る=嫌われるという思考回路、そして「迷惑かけてないからセーフ」って基準、この子がどれだけ周りを優先して生きてきたかがひしひし伝わってきました。蓮司が「お前に断られたことあるぞ」ってさらっと証明してくれたのが優しくて。この距離感、いいなあ。
昼休み。図書室。窓際の席。冷房の音だけが静かに響いている。 日下部は本を読んでいる。蓮司は机に突っ伏していた。遥は借りた本を開いている。 しばらく誰も話さない。ページをめくる音だけが続く。
蓮司
遥
蓮司
遥は顔を上げる。
蓮司
遥
遥は少し考える。十秒近く黙る。
遥
蓮司
日下部も本から目を上げた。
日下部
遥
遥
蓮司
遥
蓮司
蓮司は机に肘をつく。
蓮司
遥
蓮司
遥
蓮司
遥
蓮司
遥
少しだけ止まる。
遥
蓮司
遥
遥
蓮司
遥は首をかしげた。本当に意味が分からない、という顔だった。
遥
遥
蓮司
遥
遥
蓮司
遥
遥
蓮司は一瞬固まる。
蓮司
蓮司
遥
蓮司
遥
遥は黙る。日下部が静かに言う。
日下部
遥
遥
遥はそこで止まる。
蓮司
遥
遥
蓮司
遥
遥
蓮司
遥
遥
遥
蓮司
遥
蓮司
遥
遥
蓮司
遥
遥
遥
静かになる。日下部は本を閉じた。
日下部
日下部
遥
蓮司
遥はゆっくり顔を上げる。
遥
蓮司
遥
蓮司
蓮司
遥
蓮司
遥
答えられない。
蓮司
遥
遥は机の上を見つめる。
遥
遥
遥
蓮司
遥
遥
日下部
遥
遥は小さく頷いた。 頼まれたことは断れない。期待されたことも断れない。断るという選択肢そのものが、遥の中にはほとんど存在していなかった。