テラーノベル
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昼休み。図書室。窓から柔らかい日差しが差し込んでいる。静かだ。ページをめくる音だけが聞こえる。 日下部は本を読んでいる。蓮司は参考書を開いている。遥は向かいの席。文庫本を開いている。 十分ほど。誰も話さない。ふと。遥の手が止まる。そのまま小さく欠伸をした。蓮司は顔を上げる。
蓮司
遥
蓮司
遥は少し目をこする。
遥
蓮司
遥
蓮司
遥は少し考える。
遥
また静かになる。しばらくして。遥の瞼がゆっくり閉じそうになる。 かくん。頭が少しだけ前に落ちる。すぐ目を開けた。
蓮司
遥
蓮司
遥
蓮司
遥
少し照れくさそうに目を逸らす。日下部は本を閉じた。
日下部
遥
日下部
遥は少し考える。
遥
遥
蓮司
遥
遥
遥
遥
遥
言ってから。少し黙る。
蓮司
茶化さない。ただ聞く。
遥
遥
蓮司
遥は首を横に振る。
遥
日下部
遥
遥
また静かになる。日下部は遥を見た。
日下部
遥
日下部
日下部
遥は黙る。
日下部
遥
遥は少し考える。
遥
その言葉を小さく繰り返す。
蓮司
遥
蓮司
蓮司
蓮司
遥は返事をしない。でも。無意識に周囲へ向けていた視線は、いつもより少なかった。静かな図書室。 また数分後。遥は本を開いたまま、小さく欠伸をする。蓮司は笑う。
蓮司
遥
少しだけ恥ずかしそうに目を伏せる。日下部は本を読みながら、小さく言った。
日下部
遥は何も答えない。ただ。張り詰めていた糸が少しだけ緩むように。肩の力を抜いて、本のページをめくった。
コメント
1件
うわあ、めちゃくちゃ沁みました……。「安心すると眠くなる」って、こんな優しい表現になるんだって感動しました。ずっと気を張って生きてきた遥が、蓮司と日下部といるときだけは自然と力が抜けて眠くなっちゃう。その一瞬一瞬が愛おしい。蓮司が茶化さずに「悪いことじゃない」って言ってくれたのも、日下部がさりげなく解説してくれたのも、二人の優しさがにじみ出てて温かい気持ちになりました。この空気感、大好きです。
眠狂四郎
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ruruha
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S.H
778
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