テラーノベル
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昼休み。教室。誰かがスマホを向ける。
A
笑い声。何人か集まる。 ピース。変顔。フィルター。 よくある光景。 遥は少し離れた席にいる。
蓮司
遥
日下部
遥
蓮司
遥
遥は視線を逸らす。 教室の前ではまだ盛り上がっている。
B
C
D
笑い声。
遥
蓮司
遥
日下部
遥
遥
遥
蓮司
遥
遥はスマホの黒い画面を見る。
遥
遥
蓮司
遥
遥
遥
日下部
遥
遥
蓮司の顔が少し変わる。
遥
遥
遥
蓮司
遥
小さい声。
遥
遥
遥
日下部
遥
前の席からまた笑い声。
A
誰かが軽く言う。でも。別に本気で誘ってる感じじゃない。
遥
即答。
B
軽い笑い。すぐ別の話題へ流れる。遥は何も言わない。
蓮司
遥
蓮司
遥
遥は少し止まる。
遥
でも。その“分かんない”は、少し疲れていた。
コメント
1件
第65話、拝読しました。写真という日常の何気ないやりとりに、遥さんの過去と心の動きがぎゅっと詰まっていて切なかったです……。「消費される側」という日下部さんの言葉が本当に刺さりました。誰かに笑われるために撮られる写真、その記憶が今の「構え」になってるんだなって。蓮司くんの「傷ついてるのかも分かんなくなってる」っていうのも、彼なりの優しい気づきで。静かな教室の空気が滲むような、いいエピソードでした。