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高校二年生・仮名:Tさん
友達と一緒にいるときほど、
自分が薄くなっていく感じがします。
みんなの話を聞いて、相づちを打って、
笑うところでは笑ってるのに、
家に帰ると「今日、私なに話した?」って思います。
嫌われてはいないと思うけど、
必要とされてる感じもしなくて。
グループにいないと不安なのに、
いてもいなくても同じ気がして、
最近、人といるのが少し怖いです。
遥
「……それ、静かに削れるやつだな」
蓮司
「ちゃんと輪の中にいるのに、存在感が残らない」
日下部
「……声は出してるのに、自分がいない感じ」
遥
「Tさんさ、“場を回す側”になってない?」
蓮司
「聞き役とか、空気を壊さない役」
日下部
「……自分を出さないことで、居場所を保ってる」
遥
「嫌われないけど、覚えられない」
蓮司
「それ、しんどいよ」
日下部
「……“いなくても同じ”って感覚、残るから」
遥
「Tさんが悪いわけじゃない」
蓮司
「グループって、役割が固定されやすい」
日下部
「……気づいたら、話さない人になる」
遥
「で、話さなくなった自分に気づいて、余計怖くなる」
蓮司
「“今さらキャラ変えられない”って思うよね」
日下部
「……空気を守る人ほど、抜けにくい」
遥
「でもさ、Tさん」
蓮司
「“自分が何も話してない”って気づいてる時点で」
日下部
「……ちゃんと自分を見てる」
遥
「完全に空気になってたら、そこ気にならない」
蓮司
「違和感を覚えてるのは、大事なサイン」
日下部
「……“このままじゃ嫌だ”って声だから」
遥
「いきなり全部話そうとしなくていい」
蓮司
「一言でいい」
日下部
「……自分の感情が入った一言」
遥
「どうでもいい感想とかでいい」
蓮司
「正解じゃなくていい」
日下部
「……“自分の輪郭”を少し出す」
遥
「それで離れる人がいたら」
蓮司
「それは、Tさんが消えてたから繋がってただけ」
日下部
「……残る人は、ちゃんと残る」
遥
「“一緒にいるのに孤独”って感覚」
蓮司
「無理して続けなくていい」
日下部
「……居場所は、黙り続けることで作るものじゃない」