テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
📩 相談
中学三年生・仮名:Hさん
LINEの返信が遅いだけで、不安になります。
既読がついてるのに返ってこないと、
「何か変なこと言ったかな」とか
「嫌われたかも」って考えてしまいます。
相手は普通に忙しいだけかもしれないのに、悪い方ばかり想像してしまって、気づいたら何回もトーク画面を開いてます。
こういうの、やめたいのにやめられません。
遥
「それ、“待ってる時間に思考が暴走するタイプ”だな。何も起きてない時間を、全部不安で埋めてる」
蓮司
「しかもそれ、情報ゼロの状態で勝手にストーリー作ってるやつ」
日下部
「Hさんは“返信が遅い=何か問題がある”と直結させている。だが実際は、“理由不明”でしかない」
遥
「普通に考えたら、忙しいとか忘れてるとかそっちの方が多いのにな」
蓮司
「でも人って、分からない時間長いほど悪い方に寄せるからな」
日下部
「不確定な状態は、脳にとって不快だ。そのため、“とりあえず理由を作る”」
遥
「で、その理由がだいたいネガティブ寄りになる」
蓮司
「“嫌われたかも”はそのテンプレみたいなもん」
日下部
「だがそれは、事実ではなく“仮説”に過ぎない」
遥
「しかも証拠ゼロな」
蓮司
「じゃあどうするかっていうと、“他の可能性も同じ強さで置く”」
日下部
「“忙しいだけかもしれない”
“あとで返そうと思っているだけかもしれない”
それらを同列に扱う」
遥
「一個だけ信じるから苦しくなるんだよな」
蓮司
「あとさ、トーク画面何回も見るの、普通に不安強化してるからな」
日下部
「確認行動は、一時的に安心を与えるが、長期的には不安を強める」
遥
「見る回数、ちょっと減らすだけでもだいぶ違うぞ」
蓮司
「時間決めるのもアリだな。“10分は見ない”とか」
日下部
「不安をゼロにするのではなく、“広げすぎないこと”が重要だ」
遥
「返信遅い=終わり、じゃないからな」
蓮司
「むしろ普通にあることだし」
日下部
「……確定していない未来に、確定した不安を置かなくていい」
遥
「来てない返信より、“今何も起きてない事実”見とけ」
🗝 三人からのことば
遥
「不安は事実じゃなくて、仮説」
蓮司
「一つの可能性だけで決めつけるな」
日下部
「不確定なものを、確定させなくていい」
#読み切り