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高校一年生・仮名:Rさん
家にいるのがしんどいです。
両親は仲が悪くて、毎日のように喧嘩します。
私がいる前でも普通に怒鳴り合うし、
「お前の育て方が悪い」「あんたのせいだろ」って言葉も聞こえてきます。
私が部屋にこもっていると、
「暗い」「感じ悪い」「家の空気が重くなる」と言われます。
でも一緒にリビングにいると、
今度は“会話に参加しろ”“空気読め”って言われて。
家にいても、どこにいても落ち着けません。
学校にいる方がまだ楽だと思うくらいです。
私が我慢すれば丸く収まるなら、
黙ってればいいんでしょうか。
遥
「……それ、Rさんが背負う話じゃねぇよ」
「親同士の問題を、
子どもが“我慢で解決する役”になる必要ない」
蓮司
「“自分が黙ってれば丸く収まる”って考えに行くの、
もう相当追い詰められてる証拠だよ」
「それ、調整役じゃなくて
感情のクッションにされてる状態だから」
日下部
「……家庭の空気が不安定だとさ、
“どこにいれば正解か”わからなくなる」
「安心できる場所が家にないって、かなりきつい」
遥
「つーか、“暗い”“空気を悪くする”って言われるのも理不尽だ」
「喧嘩してる本人たちが空気壊してんのに、
矛先だけ子どもに向くんだよな、こういう家」
蓮司
「Rさんが悪くないのに、
“自分さえ我慢すれば”って思わされる構造」
「それが一番、心を削る」
日下部
「……黙ってれば表面上は静かになるかもしれないけど」
「Rさんの中では、
不満も怖さも外に出れなくなっていく」
遥
「我慢って、“何もしないこと”に見えて、
実はめちゃくちゃ自分に無理させてるからな」
蓮司
「“家にいるのがしんどい”って自覚できてるだけ、
Rさんはちゃんと自分の感覚守れてる」
「それ、鈍くなってないってことだから」
日下部
「できるなら、
家の外に“安全な場所”を一つ作ってほしい」
「部活でも、図書館でも、
安心して黙ってていい場所」
遥
「“家庭がすべて”って思わなくていい」
「逃げじゃなくて、避難だ」
蓮司
「あと、“我慢すれば丸く収まる”って考えが出てきたら、
ちょっと立ち止まってほしい」
「それ、本音じゃなくて
生き延びるための考え方だから」
日下部
「……Rさんはもう十分、耐えてる」
「これ以上、
“自分を小さくする方向”に行かなくていい」
🗝 三人からのことば
遥:
「家族の問題を、一人で背負う必要はない。
我慢は美徳じゃねぇし、解決策でもねぇ」
蓮司:
「“黙ることで守ってきた自分”がいるなら、
次は“守られにいく場所”を選んでいい」
日下部:
「家がしんどいなら、外に居場所を作っていい。
Rさんが悪いわけじゃない」