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📩 相談
高校一年・Nさん
クラスに、話してみたい人がいます。
席が近いので、話しかけようと思えば話しかけられます。
この前も、その人が一人でいたので、
「今なら話しかけても大丈夫かな」
と思いました。
でも、
「一人でいたいのかもしれない」
「急に話しかけたら迷惑かな」
「私と話しても楽しくないかも」
って考えているうちに、別の人が来ました。
それで結局、何も話せませんでした。
こういうことが何度もあります。
話しかけられないことより、
「話しかけたいと思った自分の方が迷惑なのかな」
って思うのが嫌です。
遥「最後の、結構しんどいな」
N「……はい」
遥「話しかけられなかった、じゃなくて、話しかけたいと思ったことまで否定してる」
N「……」
蓮司「相手の気持ちを考えてるようで、実際は相手の答えを勝手に決めてるんだよな」
N「え?」
蓮司「『迷惑かもしれない』」
N「はい」
蓮司「『楽しくないかもしれない』」
N「はい」
蓮司「全部、まだ相手に聞いてない」
N「……」
日下部「相手の気持ちを想像することと、相手の気持ちを決めつけることは違う」
N「……あ」
遥「しかも、全部悪い方に決めるんだよな」
N「そうです」
遥「『話しかけてくれて嬉しいかも』は候補に入らない」
N「……入らないです」
蓮司「都合のいい可能性だけ除外してる」
N「……なんでなんでしょう」
遥「断られた時に、自分が傷つくからじゃない?」
N「……」
遥「最初から『迷惑かも』ってことにしておけば、話しかけなくても諦められる」
N「でも、それだと何も変わらないです」
日下部「そうだな」
N「話したいのに、ずっと話せないままです」
蓮司「じゃあ、相手に判断してもらえばいい」
N「……?」
蓮司「話しかけるところまで自分がやる」
N「はい」
蓮司「話したいか、今は話したくないかは相手が決める」
N「……」
遥「自分一人で両方やろうとするから疲れるんだよ」
N「両方?」
遥「『私が話しかけたい』と『相手も話したいか』を、一人で考えて、一人で結論まで出す」
N「……確かに」
日下部「相手の返事がどうなるかは、話しかけてみないと分からない」
N「でも、もし嫌そうにされたら……」
蓮司「その時は嫌そうだった。それだけ」
N「……」
蓮司「『私は迷惑な人間だ』まで広げる必要はない」
遥「ここ大事」
N「はい」
#虐待
ruruha
49
#一次創作
ruruha
544
ruruha
732
遥「断られることと、存在を否定されることは違う」
N「……」
遥「今忙しいとか、一人でいたいとか、そういうこともあるから」
日下部「相手の都合まで、自分の価値に変換しなくていい」
N「……でも、話しかけるって、やっぱり勇気いります」
遥「うん」
N「『大丈夫だよ』とは言えないですよね」
遥「言えない」
蓮司「普通に怖い」
N「……蓮司先輩も?」
蓮司「俺だって、相手の反応が分からないのは面倒」
遥「お前の場合、怖いって言わないだけだろ」
蓮司「細かいな」
N「……なんか、ちょっと安心しました」
日下部「じゃあ、次に話しかける時」
N「はい」
日下部「『迷惑じゃないか』じゃなくて」
N「……」
日下部「『私は話したい』から始めてみればいい」
N「自分の気持ちから?」
遥「うん」
N「相手の気持ちは、そのあと?」
蓮司「そう。相手の分まで先回りして決めない」
N「……やってみます」
🗝 三人からのことば
遥
「話しかけたいと思ったことまで、迷惑扱いしなくていい。その気持ちは、ちゃんと自分のものだから」
蓮司
「相手がどう思うかは、相手にしか決められない。勝手に悪い答えを出して、勝手に諦めるな」
日下部
「自分ができるのは、声をかけるところまで。返事は相手に任せていい」
コメント
1件
いやもうね、このエピソード刺さりすぎて泣きそうになったよ…😭💦 「話しかけたいと思った自分まで否定する」って、わかる、わかるよNさん…! 私もよく「話しかけていいのかな」って迷ってそのままフェードアウトしちゃうタイプだから、遥先輩たちの「相手の気持ちを勝手に決めつけてる」「自分の気持ちから始めていい」って言葉がめっちゃ沁みた…。最後の「私は話したい」から始める、本当にその通りだなって思った。続きも絶対読みます!