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#虐待
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#一次創作
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📩 相談
高校二年・Aさん
最近、好きなことをしていても、途中で急に冷めることがあります。
たとえば、前から見たかった映画を見ていて、最初は普通に楽しいです。
でも途中で、「こんなことしてていいのかな」と思ってしまいます。
勉強もしなきゃいけないし、他にもやることがあるし、こんなにのんびりしている自分は駄目なんじゃないかと思います。
それで映画を止めます。
でも、止めたあとに、「せっかく楽しみにしてたのに」と思って嫌になります。
別に勉強を始めるわけでもありません。
ただ、楽しむことだけやめてしまいます。
好きなことをしているのに、途中から罪悪感が出てくるのはどうしてなんでしょうか。
遥「楽しんでたのに、急に『こんなことしてていいのかな』ってなるんだ」
A「はい。楽しいはずなのに、急に落ち着かなくなります」
遥「その瞬間って、楽しさがなくなるっていうより、楽しんでる自分が気になってくる感じ?」
A「……それかもしれません」
遥「俺も、やることが残ってると、何もしてない時間が気になったりする」
蓮司「でも、それなら映画を止めたあと勉強するわけでもないんだろ?」
A「はい」
蓮司「じゃあ『やることがあるから止めた』っていうより、『楽しんでる自分を許せなくなって止めた』に近くない?」
A「……」
蓮司「映画を見てること自体が悪いんじゃなくて、遊んでる自分に『今そんなことしてていい立場か?』って言ってる感じ」
A「そこまで考えてるつもりはなかったです」
蓮司「無意識なら、なおさら厄介だろ」
遥「蓮司、言い方」
蓮司「でも実際そうじゃない?」
日下部「たぶん、Aさんがやることを整理すると分かりやすい」
A「?」
日下部「映画を見る。途中で罪悪感が出る。止める。そのあと勉強はしない」
A「はい」
日下部「だったら問題は『映画を見る時間が長い』ことだけじゃないと思う」
A「……じゃあ、何が問題なんですか?」
日下部「休むこと自体を、必要な時間だと思えてないことじゃないか」
A「休むことが?」
日下部「うん。勉強なら『やった』って分かる。部活なら『頑張った』って分かる。でも映画を見るとか、ぼーっとするとかって、何かを達成した感じがしないから」
A「確かに……」
日下部「だから、時間を使ってるのに何も生み出してない気がして、途中で不安になるのかもしれない」
蓮司「要するに、『役に立ってない時間=無駄』ってルールを自分で作ってるわけだ」
A「……そうかもしれません」
遥「でも、映画って別に役に立つためだけに見るものじゃないよな」
A「はい」
遥「楽しかったなら、それでいい時間もあると思う」
A「それが難しいです」
遥「なんで?」
A「楽しいだけで時間を使っていいって思えないんです」
蓮司「じゃあ聞くけどさ」
A「はい」
蓮司「友達が休日に映画見て、『楽しかった』って言ってたらどう思う?」
A「普通に、いいじゃんって思います」
蓮司「その友達に『その時間、何か役に立った?』って聞く?」
A「聞かないです」
蓮司「じゃあ、自分にだけ聞いてるんだよ」
A「……」
蓮司「他人には許してることを、自分には許してない」
遥「それって、結構しんどいと思う」
A「でも、自分にはちゃんとしなきゃって思います」
日下部「ちゃんとすることと、休まないことは違うよ」
A「……」
日下部「やることをやるために休む、でもいいし、単純に楽しいから見る、でもいい。どっちでもいいと思う」
A「でも、休んだら余計に怠けそうで……」
日下部「だったら、休む時間を最初から決めてもいい」
A「決める?」
日下部「『この映画を見終わるまでは休む』とか、『今日は一時間だけ好きなことをする』とか。休んでる途中で自分を責め続けるより、最初に区切った方が楽な人もいるから」
蓮司「それなら『今はサボってる』じゃなくて、『今は休む時間』って自分で決められるしな」
A「なるほど……」
遥「ただ、時間を決めても、途中で楽しいことをやめたくなったら無理に続けなくてもいいと思う」
A「え?」
遥「楽しむことまで義務にしたら、それも違うから」
蓮司「それな。『好きなことをちゃんと最後まで楽しめ』まで義務になったら、もう宿題と変わらない」
A「……確かに」
日下部「大事なのは、途中でやめたことを『自分は何をやっても続かない』とかまで広げないことだと思う」
A「そこまで考えそうです」
日下部「映画を途中で止めた。それだけなら、映画を途中で止めただけだ」
蓮司「一時間映画を見て、途中で止めた人間と、『何も続けられない駄目な人間』は別物だからな」
A「……そう考えたことなかったです」
遥「俺も、好きなことしてる途中で罪悪感が出たからって、その楽しさまで嘘にしなくていいと思う」
A「楽しんでたことは、本当でいい?」
遥「うん。本当に楽しかった。でも途中で不安になった。それも本当。それだけ」
日下部「どっちかを消す必要はないよ」
蓮司「自分の感情にまで『どっちが正解?』って採点するなよ」
A「……はい」
遥「楽しい時間があってもいいし、何もしない時間があってもいい。そこまで全部、頑張った証明にしなくてもいいと思う」
A「なんか……映画を見るだけで罪悪感が出る自分がおかしいと思ってたんですけど」
蓮司「おかしいというより、自分に課してるルールが厳しすぎるんじゃない?」
日下部「そのルールが自分を苦しくしてるなら、少し変えてもいい」
A「……やってみます」
🗝 三人からのことば
遥「楽しい時間まで、『何かの役に立ったか』で決めなくていい。楽しかったなら、それだけでもちゃんとした時間だと思う」
蓮司「他人には許してることを、自分にだけ禁止するな。『楽しんでいい人間になるために、何かを達成しなきゃいけない』なんてルール、別に最初から決まってない」
日下部「休むことに罪悪感が出るなら、休む時間を決めてみてもいい。ただ、休んだことを理由に自分全体まで否定する必要はない」
コメント
1件
わあ〜もうこのお話、めっちゃわかるし刺さりすぎて泣きそうになったよ😢💦 「楽しいことしてるのに罪悪感」ってあるあるすぎて、読んでて自分のことみたいだった…! 蓮司くんの「他人には許してるのに自分にだけ禁止してる」って言葉にグサッときたし、 遥くんの「楽しかったならそれだけでちゃんとした時間」って優しさにじんわりきた〜😭💕 三人の掛け合いが温かくて、読んでてちょっと気持ちが軽くなれた気がするよ、ありがとうruruhaさん!⋆♡