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高校二年生・仮名:Sさん
家族と仲が悪いわけじゃありません。
会話もあるし、ケンカも少ないです。
でも、家では
「大丈夫?」って聞かれる前に
「大丈夫」って言うのが当たり前になってて、
本当の気持ちを話す場面が思い浮かびません。
学校でしんどいことがあっても、
家族に言おうとすると
「心配かけるだけかも」
「どうせ理解されないかも」
って思ってしまいます。
気づいたら、
一番近いはずの人たちにほど
何も言えなくなってました。
遥
「……それ、家で“役割”できてるやつだな」
蓮司
「“問題起こさない子”とか」
日下部
「……“手のかからない存在”」
遥
「Sさんさ。
家ではずっと、空気読んでない?」
蓮司
「親の疲れとか、機嫌とか」
日下部
「……場を荒らさないように」
遥
「家族ってさ。
近い分、崩したら戻れない気がするんだよな」
蓮司
「だから本音ほど言えなくなる」
日下部
「……一度言ったら、なかったことにできない」
遥
「“心配かけたくない”って言葉。
優しいけど、同時に自分を消す理由にもなる」
蓮司
「家族だから分かってほしい、より先に
家族だから黙っとこう、が来る」
日下部
「……距離が近すぎる怖さ」
遥
「Sさんが冷たいわけじゃない。
むしろ逆だ」
蓮司
「家族を守る側に回りすぎてる」
日下部
「……本当は、守られていい立場なのに」
遥
「全部話さなくていい。 説明もしなくていい」
蓮司
「“ちょっと疲れてる”だけでもいい」
日下部
「……感情の断片でいい」
遥
「それで受け止められなかったら」
蓮司
「それはSさんの価値とは関係ない」
日下部
「……家族でも、得意不得意はある」
遥
「家で本音が言えない人ほど
外で無理しがちだ」
蓮司
「だから今しんどい」
日下部
「……黙ってきた時間が長い分だけ」
遥
「Sさんは“言えない子”じゃない。
言わなくて済むように頑張ってきただけ」
蓮司
「その頑張り、もう十分だ」
日下部
「……少しずつ、降りていい」
🗝 三人からのことば
遥
「家族の前で強くいなくていい」
蓮司
「心配をかける=迷惑じゃない」
日下部
「近い人に言えない本音ほど、重くなる。軽くしていい」
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