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予告物語

11 - お前の前だけ、トゲ強め【予告物語】

2025年01月13日

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私の親は一昨年、亡くなった。

交通事故で即死だった。

私は自分で言うものなんだが、問題児だ。

それで喧嘩した後、私は家を飛び出した。

その時に曲がり角から車が出てきて私は死んだ。

はずだった。

なのに、

あいつらが、

私の代わりに轢かれて死んだから、

私は死ななかった。

そして私は高校生になった。

中学の時なんて友達は居ない。

だから一人ぼっちでも全然平気だ。



「最初の授業と言ったら自己紹介だよな?」

「じゃあ隣とペア組んで、自己紹介しろー」

そう担任が言う。

各々、隣の奴と自己紹介を始めていく。

自己紹介なんて、要らないと思う。

だって友達作るタイミングで、

勝手に自己紹介じみた行為をするから。

それに、面白くないし。

というか全然隣の人、話しかけてこない…

そう思い、チラリと隣を見ると、

「んん…」

寝ていた。

は?

こんな時に限って、寝んなよ。

先生に怒られんぞ。

「おい、そこ!!新山!!寝てないで隣と自己紹介しろ!!」

ほら、言ったじゃん。

そう思っていると、

ゾンビのように寝ていた隣の奴がムクリと起き上がり、私の顔を見て

「…誰?」

と言った。

「お前こそ誰やねん!!」

と言いながら立ち上がると、

周りの奴は引いたような目をしていた。

「いや、初対面の人に『お前』って言われたくないんだけど…」

「新山 蒼斗。これでいい?」

そう机に突っ伏しながら言った。

「で、君は?」

そう聞かれたが、私は黙った。

だって、自分の名前嫌いなんだもん。

こんな名前、なんで付けたんだろう。

「なんで黙るの?」

「こんな良い対応してあげてるのに、自分のペースで動くなよ」

そう新山が呟く。

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