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蓮司「なあ、“あるある”って面白くね? この前ネットで見たんだけどさ、授業中当てられると咳払いして時間稼ぎするやつ、絶対いるだろ」


日下部「……まあ、いるな。俺はしないけど」


遥「……俺は、当てられた時点で負け確定だから。答えても、答えなくても笑われる」


蓮司「おお、いきなり重いな! おまえの“あるある”だけ異常に地獄寄りじゃん」


日下部「いや、でも遥らしい。……俺も“声小さい”って言われたことはあるな」


蓮司「そうそう、それ! “声小さい”って言われると余計喋れなくなるやつ」


遥「俺の場合、あれ言われると心の中で“存在自体が小さいって言われてんだろ”って変換される」


蓮司「……おまえ、変換機能壊れてるな」


日下部「でも、その感じ、わかるやつはわかる。……俺も“なんか暗い”とか言われると、別に暗くしたつもりないのにって思うし」


蓮司「おまえら二人まとめると、“生きてるだけであるある”じゃねえか」


遥「それ、慰めに聞こえない」


日下部「……まあ、でも的は射てるな」


蓮司「よし、次は放課後あるある! 友達と帰ろうとすると別のやつに横入りされて、自然消滅するやつ」


遥「俺は最初から誘われないから横入りされる余地もない」


日下部「おまえ、ほんとに全部地獄バージョンで返すのな」


蓮司「逆に才能あるわ……“地獄あるあるクリエイター・遥”」


遥「称号いらない」

無名の灯 余白、三人分。

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