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町の明かりが淡く揺れる夜道、俺は無理やり引っ張られ、女物の服を着せられていた。身体の奥に何かが入れられていることは分かっている。歩くたびに違和感と羞恥が襲い、かすかに「あ……」とか「ん……」と声が漏れそうになる。必死に堪えるが、街灯の下でクラスメイトたちの視線を感じると、それも無駄だと悟る。
「見ろよ、あいつ……女みてぇ」
と囁く声。笑いが波のように押し寄せ、俺の存在を完全にさらけ出して笑い者にしている。歩くたびに心臓が跳ね、息が荒くなる。服の感触、身体の奥の違和感、全てが晒され、俺の羞恥心を徹底的に抉る。
必死に視線を避けようとするが、彼らは巧みに俺の前に立ち、歩くたびに押したりからかったりする。かすかな声を出してしまう度に嗤われ、笑い声にかき消される。
「おい、声出たぞ」
「きしょ」
——その言葉が刺さり、俺の中で自己嫌悪が膨れ上がる。どうしてこんなことをされるのか、どれだけ抵抗しても無駄なのか。体の奥の異物の感覚に、羞恥と無力感が重なり、胸の奥が痛む。
歩くたび、道具の刺激が強弱を変え、思わず体が小さく揺れる。必死に我慢するが、かすかな喘ぎは止められない。視線の集中、嗤い声の波、手を伸ばして触れる手の感触。すべてが俺を追い詰め、街の中で晒される見せ物に変えていく。
「おい、ちゃんと歩けよ」
「あ、声出てんじゃん」
と追い打ちをかける声。俺は踏ん張り、足を動かす。しかし羞恥と痛覚が重なり、体が思うように動かない。歩くたび、道具の奥の刺激が微かに波打ち、身体の奥に熱が走るのを感じる。声を出さないように唇を噛むが、逃げられないことを悟った瞬間、身体が自然に反応してしまう。
街灯の下、俺の足取りを嘲笑う目、囃し立てる声、手を伸ばす指先。すべてが俺を徹底的に晒す仕掛けだ。羞恥に押し潰されそうになりながらも、俺はなんとか視線を逸らし、無理やり前に進む。心の奥では「もうやめてくれ」と叫んでいるが、口には出せない。出せばさらに嗤われるのは分かっているからだ。
町中を歩くこの数分が、終わりなく永遠に続く地獄のように思えた。身体の奥の違和感と羞恥、視線の嵐、嗤い声、そして自分が晒されるという現実。すべてが俺を壊すための仕掛けであり、抗おうとする力さえ削がれていく。