コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
📩 相談
高校一年生・仮名:Mさん
最近、“自分の居場所”がどこにあるのか分からなくなってきました。
教室にいても気が散るし、家に帰っても落ち着けないし、
どこにいても「ここじゃない」って思ってしまいます。
友達と話してても、気づいたら返事だけになっていて、
頭の中では別のことばかり考えてしまう。
“嫌なわけじゃないのに、遠い”。
家でも“ちゃんとしなきゃ”って空回りして、
結局ひとりになった時に、急に胸が苦しくなることがあります。
“逃げ場ってどこなんだろう”って。
自分でもどうすればいいのか分かりません。
遥
「……その感覚、オレもずっと持ってた。
“どこにも馴染めない”って気づくと、余計に居心地悪くなるんだよな。
教室でも家でも、なんか呼吸が浅くなる感じ。
でもさ、“嫌いじゃないのに遠い”って思えるのって、
ちゃんと周りを見て、気を遣って、
無理しながらでも繋がろうとしてる証なんだと思う。
だからまずは、“どこにも馴染めない自分”を責めなくていい。
その状態って、誰かを避けてるんじゃなくて、
自分の心が少し疲れてるだけなんだよ」
蓮司
「“居場所”ってさ、意外と“場所”じゃなくて“状態”なんだよ。
どこにいても気が休まらないのは、
身体じゃなくて心のスペースが足りなくなってる証拠。
無理にみんなに合わせようとすると、
安心できる場所がどんどん減っていく。
まずは、
“誰にも気を遣わなくていい5分”を作ること。
それが積み重なると、少しずつ“居られる場所”って広がってくる。
逃げ場を探すより、
“小さい休憩所”を自分の中に作ればいいんだよ」
日下部
「……“ここじゃない”って思うのは、
Mさんの感性が鈍いからじゃない。
むしろ、人より周囲を感じすぎているからだ。
心って、落ち着く場所を選ぶとき、
音より静けさ、温度より空気感を覚えてる。
合わないと感じるのは、ごく自然な反応なんだ。
逃げ場は外じゃなくて、
“自分が自分でいられる瞬間”の中にある。
その瞬間を見つけられたら、
居場所は少しずつ、勝手に形になるよ」
🗝 三人からのことば
遥:「“どこにも馴染めない”日は、心が休みたがってる日」
蓮司:「居場所は探すんじゃなくて、少しずつ“作る”もんだよ」
日下部:「落ち着けない自分を否定しないで。感性が守ってるだけだ」