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高校一年生・仮名:Rさん
友達はいます。
クラスでも一緒に話すグループがあって、休み時間も一人ではありません。
でも、いつからか会話に入るのがしんどくなりました。
みんなが笑ってる話題に、反応がワンテンポ遅れたり、
「それ分かる?」って聞かれるのが怖くて、
無難に笑って頷くだけになってます。
本当は、話したい気持ちもあるのに、
変なこと言って空気を壊したらどうしようって考えてしまって。
気づいたら、何を話しても“正解”を探してる感じです。
一緒にいるのに、安心できなくて、
家に帰るとどっと疲れます。
友達なのに、こんなふうに感じる自分がおかしいのかなって思ってしまいます。
遥
「……Rさん、それ“友達いるのに孤独”ってやつだな。
一番しんどいやつ。
輪から外れてない分、誰にも気づかれにくい」
蓮司
「“正解探しながら話す”の、かなり消耗するよ。
それもう会話じゃなくて、試験だから。
疲れて当然」
日下部
「……安心できない関係は、数があっても孤独になる。
一緒にいる=心が休める、じゃないからな」
遥
「てかさ、“空気壊したらどうしよう”って思う時点で、
Rさんめちゃくちゃ周り見てる。
それ、優しさでもあるんだよ」
蓮司
「でも、その優しさがずっと自分だけ向いてない感じだね。
“自分は多少削ってもいい”って前提で動いてる」
日下部
「……本音を出せない関係が続くと、
“自分がどんな人間か”も分からなくなってくる。
Rさん、たぶん今そこに近い」
遥
「友達ってさ、本来“気を抜いても嫌われない人”なんだよな。
毎回気張らなきゃいけないなら、距離考えてもいい」
蓮司
「全員と深く仲良くする必要はないよ。
一人でも、“沈黙が苦しくない相手”がいれば十分」
日下部
「……“一緒にいて疲れる”は、心の正直な反応だ。
冷たいわけでも、わがままでもない」
遥
「Rさんがおかしいんじゃない。
ただ、“合わせすぎる役”をずっとやってただけ」
蓮司
「少しずつでいいから、
笑えない時は無理に笑わなくていい。
それで離れる人がいたら、
それは“本当の距離”が見えただけ」
日下部
「……輪の外に出る勇気も、
輪の中で黙る勇気も、どっちも同じくらい価値がある。
Rさんが楽でいられる選択を、否定しなくていい」