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無名の灯 答えを持たない相談室3

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無名の灯 答えを持たない相談室3

44 - 第44話 輪の中にいるのに、居場所がない

2025年12月15日

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高校一年生・仮名:Rさん


友達はいます。

クラスでも一緒に話すグループがあって、休み時間も一人ではありません。

でも、いつからか会話に入るのがしんどくなりました。

みんなが笑ってる話題に、反応がワンテンポ遅れたり、

「それ分かる?」って聞かれるのが怖くて、

無難に笑って頷くだけになってます。


本当は、話したい気持ちもあるのに、

変なこと言って空気を壊したらどうしようって考えてしまって。

気づいたら、何を話しても“正解”を探してる感じです。


一緒にいるのに、安心できなくて、

家に帰るとどっと疲れます。

友達なのに、こんなふうに感じる自分がおかしいのかなって思ってしまいます。




「……Rさん、それ“友達いるのに孤独”ってやつだな。

一番しんどいやつ。

輪から外れてない分、誰にも気づかれにくい」


蓮司

「“正解探しながら話す”の、かなり消耗するよ。

それもう会話じゃなくて、試験だから。

疲れて当然」


日下部

「……安心できない関係は、数があっても孤独になる。

一緒にいる=心が休める、じゃないからな」


「てかさ、“空気壊したらどうしよう”って思う時点で、

Rさんめちゃくちゃ周り見てる。

それ、優しさでもあるんだよ」


蓮司

「でも、その優しさがずっと自分だけ向いてない感じだね。

“自分は多少削ってもいい”って前提で動いてる」


日下部

「……本音を出せない関係が続くと、

“自分がどんな人間か”も分からなくなってくる。

Rさん、たぶん今そこに近い」


「友達ってさ、本来“気を抜いても嫌われない人”なんだよな。

毎回気張らなきゃいけないなら、距離考えてもいい」


蓮司

「全員と深く仲良くする必要はないよ。

一人でも、“沈黙が苦しくない相手”がいれば十分」


日下部

「……“一緒にいて疲れる”は、心の正直な反応だ。

冷たいわけでも、わがままでもない」


「Rさんがおかしいんじゃない。

ただ、“合わせすぎる役”をずっとやってただけ」


蓮司

「少しずつでいいから、

笑えない時は無理に笑わなくていい。

それで離れる人がいたら、

それは“本当の距離”が見えただけ」


日下部

「……輪の外に出る勇気も、

輪の中で黙る勇気も、どっちも同じくらい価値がある。

Rさんが楽でいられる選択を、否定しなくていい」


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