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📩 相談
高校一年生・仮名:Sさん
人と話す時、“嫌われない会話”ばかりしてしまいます。
相手が不快にならないように、空気悪くならないように、無難な返しを選んで、相手に合わせた話題を出して。
だから、会話自体は普通にできます。
でも気づくと、自分のことをほとんど話してません。
好きなものとか、本当はどう思ってるかとか、そういうの全然出せてないです。
なのに周りからは「話しやすい」って言われます。
でも、自分の中では、“誰ともちゃんと関係できてない感覚”があります。
どうしてなんでしょうか。
遥
「それ、“会話”より“安全運転”してる状態かもな」
蓮司
「事故らない代わりに、自分も出てない感じ」
日下部
「Sさんは “拒絶されないこと”を優先して、発言内容を強く制御している。そのため、対話が自己開示ではなく調整中心になっている」
遥
「たぶんさ、“これ言ったら変かな”を会話中ずっとやってるだろ」
蓮司
「で、一番無難なルート選ぶ」
日下部
「リスク回避型の対話パターンだ」
遥
「だから周りからすると、“感じいい人”には見えるんだよな」
蓮司
「でも本人だけ、ずっと外側にいる感じになる」
日下部
「自己情報の提示量が少ないため、関係の実感が得にくくなっている」
遥
「“話しやすい”って、実は“相手に合わせてくれる”って意味の時あるし」
蓮司
「悪いことじゃないけど、それだけだと片側になるんだよな」
日下部
「受信中心の関係は、空虚感につながる場合がある」
遥
「あとさ、“自分の話する=迷惑”寄りの感覚ない?」
蓮司
「“こんなん興味ないだろ”って先回りするやつ」
日下部
「自己開示への価値評価が低い可能性がある」
遥
「だから、“ちゃんと会話してるのに孤独”になる」
蓮司
「会話成立してても、自分の存在感が薄いしな」
日下部
「関係維持はできても、自己参加感が不足している状態だ」
遥
「でもさ、人って案外、完璧な返しより“その人っぽさ”で覚えてたりする」
蓮司
「ちょっとした好みとか、変なこだわりとか」
日下部
「個人性の提示は、関係形成に必要な要素でもある」
遥
「だから、“嫌われない会話”だけで終わるな」
蓮司
「少しくらい自分の話、混ぜていい」
日下部
「完全な無難さは、接続感覚を弱めることがある」
遥
「ずっと空気だけ守ってると、最後に“自分がいない”になるぞ」
#読み切り
🗝 三人からのことば
遥
「安全運転だけだと、自分が会話に乗ってこない」
蓮司
「“感じいい人”と、“関係ある人”は少し違う」
日下部
「無難さだけでは、接続感覚は生まれにくい」
コメント
1件
これ、私のことかと思った…🥀(読み終わってすぐ) 「事故らない代わりに、自分も出てない」って蓮司くんのセリフがめっちゃ刺さった。 そう、そうなんだよね。会話できてるようで、自分だけ置いてきぼりになる感じ。 「ずっと空気だけ守ってると、最後に自分がいないになる」って…これ読んで泣きそうになった。ずっと感じてたもやもやを言葉にしてくれてありがとう…🩹