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📱グループLINE〈深夜0:41〉
A:おい、ルール覚えてるよな?
B:返信3分以内。な?
C:見てんだろ、はよ返せよ
D:遅い。もう2分たった。
遥:……いる
A:は?
B:「います」だろ普通w
C:言葉もまともに打てねえのかよw
D:まじで脳足りねえ
A:なあ、こいつ生きてる意味あんの?
B:返事だけで笑えるって才能じゃね?w
C:喋んなきゃいいのに。画面汚れる
D:じゃあルール追加な。
A:返事のたびに「すみません」入れろ。
遥:……すみません
B:はえーw 素直w
C:こういうとこだよな、気持ち悪いの。
D:わかる。息してるだけで腹立つ感じ。
A:お前、今日の帰り道で誰にも話しかけられてなかったな。
B:当然じゃね?こいつと一緒にいるとか罰ゲームだろw
C:てか、あの顔でよく外出れるよな。
D:もう引きこもれよ、な? 画面だけで十分。
遥:……すみません
A:ははw もう反射だなw
B:「すみませんbot」って名前変えとけよw
C:あーいいなw グル名変える?
D:「すみません管理室」w
(グループ名が即座に変更される)
A:おい、“bot”。寝んなよ。
B:寝るのも許可制だから。
C:3分ルール、24時間有効なw
遥:……すみません
指先が震える。
返せば笑われ、黙れば「違反」。
どちらに転んでも、彼らの笑いは止まらない。
その中で、遥はただ、画面を見つめていた。
自分の名前が「bot」に変えられたまま、無言で。