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📩 相談
中学三年生・仮名:Hさん
友達が第一志望に合格しました。
ずっと頑張っていたので、本当にすごいと思います。
おめでとうとも言いました。
でも、心のどこかでモヤモヤしています。
自分はまだ結果が出ていないし、正直うらやましいです。
相手は何も悪くないのに、素直に喜びきれない自分が嫌になります。
友達の成功を喜べない自分は性格が悪いんでしょうか。
遥
「まず最初に言っとくけど、性格が悪いからではないと思う」
蓮司
「うん」
日下部
「同意だな」
遥
「珍しく日下部も早いな」
日下部
「相談文を読む限りHさんは既に祝っている」
遥
「あ」
蓮司
「確かに」
日下部
「問題は祝っていないことではなく祝った後も複雑な感情が残っていることだ」
遥
「なるほど」
蓮司
「でもさ、これ結構苦しいんだよね」
遥
「うん。自分が嫌なやつになった気がする」
蓮司
「本当は嬉しいはずなのに嫉妬も混ざるから」
遥
「そう。しかも相手が頑張ってたやつだと余計にな」
日下部
「なぜだ」
遥
「頑張ってたの知ってるから文句つけられない」
蓮司
「あー。ズルしたわけでもないし運だけでもないし」
遥
「だから余計苦しい」
日下部
「つまり、相手に問題がないため感情の向き先が自分になるのか」
遥
「そういうこと」
蓮司
「Hさんって多分、友達が嫌いなんじゃないんだよ」
遥
「それはそう」
蓮司
「友達の成功を見て自分の不安まで見えちゃったんだと思う」
日下部
「説明しろ」
蓮司
「例えばさ、友達が合格すると「おめでとう」と同時に「じゃあ自分は?」ってなるじゃん」
遥
「なる」
日下部
「比較か」
蓮司
「比較というより現実を突き付けられる感じかな」
遥
「友達の結果じゃなくて自分の現在地を見ることになる」
日下部
「それなら自然な反応だな」
遥
「あとさ」
少し間を置く。
「嫉妬ってそんな悪い感情じゃないと思う」
日下部
「ほう」
蓮司
「珍しいこと言うな」
遥
「だって欲しくなかったら嫉妬しないだろ」
蓮司
「ああ」
日下部
「一理ある」
遥
「行きたい学校も、欲しい結果も、どうでもよかったら苦しくならない」
蓮司
「だから嫉妬そのものより嫉妬した自分を責めすぎる方が危ないかもね」
日下部
「感情は命令ではない。嫉妬したからといって相手を傷付けたいわけではないだろう」
遥
「むしろ相談送ってる時点で気にしてるしな」
蓮司
「本当に友達のことどうでもいい人はこんなふうに悩まないと思う」
日下部
「Hさんは友達を祝う気持ちと自分への焦りを同時に抱えている。それだけだ」
遥
「人間って結構そういうもんだしな」
蓮司
「嬉しいか悲しいかの二択じゃないからね」
日下部
「むしろ両方ある方が自然だ」
🗝 三人からのことば
遥
「嫉妬するのは、それだけ欲しかったってことでもある」
蓮司
「友達の成功と、自分の不安は別々に存在できる」
日下部
「感情だけで人格は決まらない」
コメント
1件
うーん、この回めっちゃ沁みた……🤍 友達の成功を喜べない自分、分かるなあ。Hさんちゃんと「おめでとう」って言えてるし、それだけで尊いと思う。 「嫉妬=悪」じゃなくて、「欲しかった証拠」って遥くんの言葉、すごく優しいなって思った。 日下部くんの「感情だけで人格は決まらない」も、ずしんと来た。 三人のバランス、毎回絶妙すぎるよ……🌙