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昼休み、教室の隅。岸田は、立ち上がろうとした遥の前に無言で立ちふさがった。

その目は、獲物を睨む猛獣のように冷たい。


「お前さ、まだここにいるつもり?」


低く、地を這う声。


「空気読めないって病気か?」


遥が何か言いかけると、岸田は机を拳で鳴らした。

乾いた衝撃音が教室中に走る。


「聞いてねえよ」


「自分がどれだけ周りを不快にしてるかもわからないのか。恥さらし」


周りの生徒が息を呑む。

岸田は一歩踏み出し、遥の肩を軽く突いた。

力任せではない。

けれどその距離と目つきが、遥の心臓を直接締め付ける。


「俺が何度も言わなきゃ、お前は何もわかんねえのか?」


声は静かだが、怒りが芯に張り付いていた。


遥は言葉を失い、うつむくしかなかった。

教室の空気がひりつき、周囲の視線が重く降りかかる。

無名の灯 番外編3

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