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高校三年・仮名:Sさん
本当はそんなに強い性格じゃないのに、
舐められたくなくて、つい強めに話したり冷たくしたりします。
優しくすると雑に扱われる気がして。
でも、ずっと気を張ってるのもしんどいです。
素でいたら、軽く見られるんじゃないかって怖いです。
遥
「オレも昔、“優しくしたら終わりだ”って思ってた時期ある。
一回でも下に見られたら、そのまま扱いが固定される感じがしてさ。
だから先に距離取るし、先に強く出る。
でもそれって、防御としては機能するけど、
ずっと鎧着てる状態なんだよな。
誰も攻撃してない日でも、
“されるかもしれない”前提で構え続けるから、気づいたら疲労だけが残る」
蓮司
「人って、優しさを“弱さ”と誤認する瞬間あるからな。
実際、雑に扱う側の問題なんだけど、
一度そういう経験があると、
“素でいる=搾取される”って学習する。
Sさんが強く振る舞うのは、
傲慢じゃなくて生存戦略だと思う。
ただ、その戦略を常時ONにすると、
敵がいない場所でも戦闘態勢のままになる。
それがしんどさの正体だろうな」
日下部
「“舐められたくない”って感覚、
単にプライドじゃなくて、
尊重されたい欲求なんだよな。
雑に扱われる経験って、
存在ごと軽くされる感じが残るから。
だから先に硬くなる。
でも本当は、
強く振る舞うことで尊重を得たいわけじゃなくて、
普通に扱われたいだけなんだと思う」
遥
「強く出ないと守れない場面、確かにある。
でも“全部の場面”でそれやると、
誰も近づけなくなるんだよな。
相手が距離測る前に、
こっちが壁作っちゃうから。
で、孤立すると、
“やっぱり強くいないとダメだ”って
さらに硬くなる。
このループ、地味に抜けづらい」
蓮司
「舐められないための強さって、
本来は“必要な時だけ出せる”のが理想なんだよな。
常時出してると、
それが“本来の性格”として扱われて、
今度は“弱さを見せられない人”になる。
Sさんが怖いのは、
軽く見られることというより、
扱いが固定されることだろうな」
日下部
「“優しい=下”って図式を
一度でも経験すると、
素でいるの怖くなるの、すごく分かる。
でも本当に人を見下す人って、
こっちが強くても別の形で雑に扱うから。
だから結局、
Sさんがずっと強くい続けても、
安心は増えないんだよな」
遥
「ずっと強くなくていい。
でも“いつでも弱くていい”わけでもない。
大事なのは、
自分で強さのON/OFF決められることだと思う。
Sさんはもう、
必要な時に強くなれる力持ってる。
だから今は、
“出さなくていい場所でも出してるかも”
って気づけただけで十分だ」
蓮司
「素でいたら舐められる、って不安、
簡単には消えないよな。
でも、
強く振る舞わなくても雑に扱わない人間は、
確実に存在する。
そういう相手を見分ける前に、
全員に鎧着けると、
その人たちとも距離できる。
そこだけ、少しずつ調整していけばいい」
日下部
「強く振る舞ってきた時間って、
全部無駄じゃない。
それはSさんが
自分を守ってきた証拠だから。
ただ、
もう守りすぎなくていい場面も、
少しずつ増えてるかもしれない。
その時、
鎧を一瞬だけ緩める選択肢があると、
少し楽になると思う」
🗝 三人からのことば
遥「強く振る舞ってきたのは、生き延びるためだろ。だからまず、それは間違ってない」
蓮司「舐められないための強さは必要。でも、ずっと戦闘態勢だと自分が削れる」
日下部「本当に尊重してくれる相手は、強さを見せなくても離れない」