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高2・仮名:Rさん


頼まれごとを断ると、ずっと罪悪感が残ります。

断ったあとも「冷たかったかな」「嫌われたかな」って考えてしまう。

断る前より、断ったあとがしんどいです。


でも全部引き受けるのも無理で、

結局どっちにしても苦しくなります。




「断るって、ただの選択のはずなのに、

自分の中では“拒絶した”みたいな感覚になるんだよな。

相手のお願いを断っただけなのに、

相手そのものを突き放したみたいな後味が残る。

で、あとから何度も思い返して、

言い方まずかったかなとか、

もっと別の返し方あったかなとか、

頭の中で会話の再放送が始まる。

あれ、地味に消耗する」


蓮司

「罪悪感が出るのは、

Rさんが人間関係を雑に扱ってない証拠でもある。

ただ、そこで問題になるのは、

“断る=相手を傷つけたはず”って

確定事項みたいに感じてしまうところだろうな。

実際は、

断られること自体は日常的に起きてるし、

相手もそこまで重く受け取ってない可能性は高い。

でも自分だけ、

重大なことをした感覚が残る」


日下部

「断ること自体より、

“いい人でいられなかったかもしれない”

って感覚が残るのがしんどいんだと思う。

優しい人ほど、

相手の期待に応えられなかった瞬間を、

自分の減点みたいに感じやすい。

だから断ったあと、

関係が微妙に変わったんじゃないかって

必要以上に気になる」


「あと、

断った直後の空気って、

一瞬だけ静かになるじゃん。

あの“間”が、

想像以上に刺さるんだよな。

相手が普通にしてても、

自分の中では

“気まずくさせたかも”って

勝手に重く解釈してしまう。

で、そのまま引きずる」


蓮司

「Rさんの中で、

“引き受ける=関係維持”

“断る=関係にヒビ”

って図式があるのかもしれないな。

だから断るたびに、

小さな破壊行為をした気分になる。

でも実際の人間関係って、

そんなに脆くないことも多い。

むしろ、

全部引き受け続ける方が

どこかで無理が出て崩れる」


日下部

「断ると罪悪感が出る人って、

相手の気持ちを想像できる人なんだよな。

だから余計にしんどい。

でも、

相手を大事に思ってることと、

全部引き受けることは

同じじゃない。

そこが分離できないと、

どっちを選んでも苦しくなる」


「Rさんはたぶん、

断ることに慣れてないんじゃなくて、

断ったあとに自分を責めるクセが強い。

相手より先に、

自分が自分を責める。

それが一番消耗するポイントだと思う」


蓮司

「罪悪感って、

ゼロにしようとすると逆に残るんだよな。

“申し訳なさを感じる=悪いことした”

って直結させなくていい。

ただの反応として出てるだけ、

って位置に置けると、

少しだけ長引かなくなる」


日下部

「断ったあとも、

関係が続いてるかどうかは、

時間が教えてくれる部分もある。

その場の一瞬の空気だけで、

“壊したかも”って決めなくていい。

Rさんが思ってるほど、

相手はずっと気にしてないことも多いから」




🗝 三人からのことば


遥「断ったあと苦しいのは、冷たいからじゃなくて、人を大事にしてるからだろ」


蓮司「罪悪感は反応であって、判決じゃない」


日下部「全部応えなくても、関係は続く」

無名の灯 答えを持たない相談室3

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