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高校一年生・仮名:Sさん
嫌なことをされても、
その場では何も言えません。
「まあいいか」
「自分が我慢すれば済むし」
そう思ってやり過ごしているうちに、
家に帰ると頭が痛くなったり、
お腹が気持ち悪くなったりします。
でも、
「怒ってるの?」って聞かれると、
自分でもよく分からなくて。
本当は怒ってるんでしょうか。
それとも、弱いだけなんでしょうか。
遥
「……怒れない人ほど、
体が先に反応すること、ある。
感情を外に出す代わりに、
内側で全部受け止めちゃうからさ」
蓮司
「怒りって、
声を荒げることだけじゃない。
“嫌だな”って思った瞬間に、
もうちゃんと怒ってる。
ただ、それを
言葉に変える前に飲み込んでるだけだ」
日下部
「……体調に出るのは、
弱いからじゃない。
むしろ逆で、
限界まで耐えられる人に起きやすい。
心が“もう無理だ”って言えない分、
体が代わりに止めようとする」
遥
「怒れない人ってさ、
だいたい“空気を壊したくない”んだよ。
相手より、
その場の雰囲気を守ろうとする」
蓮司
「でもな、
怒らないでいることと、
傷ついてないことは別だ。
我慢が続くと、
感情は行き場をなくして、
体に溜まる」
日下部
「……怒りを感じた自分を、
悪者にしなくていい。
それは攻撃じゃなくて、
“これ以上近づくな”っていう境界線だから」
🗝 三人からのことば
遥
「怒れなかった自分を責めなくていい。
その優しさは、生き延びるための選択だった」
蓮司
「不満は弱さじゃない。
無視し続ける方が、ずっと危ない」
日下部
「体調に出た時は、
“甘え”じゃなく“警告”。
ちゃんと聞いてやってほしい」