コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「おい!飯は?!」
そう怒鳴る人は私の母。
私の家は普通の家庭より、少し貧乏。
家族構成は母と私と妹。
父は居ない。
私は最悪な家庭に生まれてしまったのだ。
でも、そんな私も悪い子である。
悪い子の始まりは小学2年生のあの日から。
いつからか分からないが、
ずっと母は私に暴力を振るったり、
暴言を吐いたりした。
最初はただただ母が怖くてたまらなかったが、段々と慣れてしまった。
そんな私が小学二年生に慣れ始めた頃、
自分の家族について友達と話す授業があった。
周りの子達の話では、
『一緒にゲームをしてくれる』とか
『欲しいものを買ってくれる』とか
ばかりだった。
私が発表する時は慌てて嘘をついた。
『みんなと同じ』だって。
本当はそんなのなんて絶対に叶わない、
ただの理想の家族だったのに。