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中学三年生・仮名:Tさん
親がなんでも口を出してきます。
勉強のやり方、友達との付き合い方、部活、休む時間まで全部。
「あなたのため」って言われるけど、本当は親の理想を押し付けられてるだけな気がします。
断ろうとすると機嫌が悪くなるし、逆らうと怒鳴られることもあります。
家にいると落ち着かなくて、息が詰まります。
どうしたらいいですか。
遥
「……“あなたのため”って言われるやつ、きっついよな」
「結局それ、Tさんのためじゃなくて、親が“安心したいだけ”なんだよ。
オレも、昔“全部ちゃんとやれ”って言われて、息の仕方すら分かんなくなった時あった」
「逆らえば怒るって時点で、もう対話じゃねぇし。
Tさんの感情が、家の中で無視されてんだよ」
蓮司
「過干渉ってさ、見た目は“心配してる親”だけど、実際はコントロールなんだよね」
「Tさんがどうしたいかは置き去りにして、“こうあるべき”を押しつける。
だから苦しくなるの、当然なんだよ」
「親を変えるって難しいけど……
Tさん自身が“線を引く”ことはできる。
全部じゃなくていい、どれか一つでも。
たとえば“勉強のやり方は自分で決める”とか、そういう小さい範囲から」
日下部
「……親って、怖いほど“正しい顔”して干渉してくる時あるよな」
「でもさ、他人なら絶対に許されないことを、
“親だから”の一言で正当化してくる。それが一番しんどい」
「Tさんが感じてる息苦しさは、ただの反抗じゃない。
“自分の人生に触れられすぎている”っていう、正当な違和感なんだ」
遥
「Tさんの“嫌だ”って気持ちは、勝手じゃないからな。
自分の選びたいことを選べないの、普通に苦しいよ」
蓮司
「誰か一人でいいから、大人の味方をつけられるといい。
先生でもスクールカウンセラーでも。
家庭の話って、外に相談しないとずっと閉じたままだからね」
日下部
「……まずは“息ができる場所”を作れ。
家じゃなくてもいい。
自分の心を戻せる場所を持ってくれ」
🗝 三人からのことば
遥:「“あなたのため”に苦しくなるなら、それはもうTさんのためじゃない」
蓮司:「過干渉は“愛情”の形じゃなくて、境界の侵害。小さくてもいい、線を引いていい」
日下部:「息苦しさは正しい感覚。Tさんの心が壊れないよう、まず自分を守ってほしい」