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無名の灯 答えを持たない相談室3

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無名の灯 答えを持たない相談室3

39 - 第39話 “あなたのため”が、息苦しくなるとき

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2025年12月07日

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中学三年生・仮名:Tさん


親がなんでも口を出してきます。

勉強のやり方、友達との付き合い方、部活、休む時間まで全部。

「あなたのため」って言われるけど、本当は親の理想を押し付けられてるだけな気がします。

断ろうとすると機嫌が悪くなるし、逆らうと怒鳴られることもあります。

家にいると落ち着かなくて、息が詰まります。

どうしたらいいですか。




「……“あなたのため”って言われるやつ、きっついよな」

「結局それ、Tさんのためじゃなくて、親が“安心したいだけ”なんだよ。

オレも、昔“全部ちゃんとやれ”って言われて、息の仕方すら分かんなくなった時あった」


「逆らえば怒るって時点で、もう対話じゃねぇし。

Tさんの感情が、家の中で無視されてんだよ」


蓮司

「過干渉ってさ、見た目は“心配してる親”だけど、実際はコントロールなんだよね」

「Tさんがどうしたいかは置き去りにして、“こうあるべき”を押しつける。

だから苦しくなるの、当然なんだよ」


「親を変えるって難しいけど……

Tさん自身が“線を引く”ことはできる。

全部じゃなくていい、どれか一つでも。

たとえば“勉強のやり方は自分で決める”とか、そういう小さい範囲から」


日下部

「……親って、怖いほど“正しい顔”して干渉してくる時あるよな」

「でもさ、他人なら絶対に許されないことを、

“親だから”の一言で正当化してくる。それが一番しんどい」


「Tさんが感じてる息苦しさは、ただの反抗じゃない。

“自分の人生に触れられすぎている”っていう、正当な違和感なんだ」


「Tさんの“嫌だ”って気持ちは、勝手じゃないからな。

自分の選びたいことを選べないの、普通に苦しいよ」


蓮司

「誰か一人でいいから、大人の味方をつけられるといい。

先生でもスクールカウンセラーでも。

家庭の話って、外に相談しないとずっと閉じたままだからね」


日下部

「……まずは“息ができる場所”を作れ。

家じゃなくてもいい。

自分の心を戻せる場所を持ってくれ」




🗝 三人からのことば


遥:「“あなたのため”に苦しくなるなら、それはもうTさんのためじゃない」


蓮司:「過干渉は“愛情”の形じゃなくて、境界の侵害。小さくてもいい、線を引いていい」


日下部:「息苦しさは正しい感覚。Tさんの心が壊れないよう、まず自分を守ってほしい」

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