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高校二年生・仮名:Tさん
クラスやSNSを見ていると、
周りの人がみんな自分より“ちゃんとしてる”気がします。
勉強も、部活も、人間関係も、
自分なりに頑張ってるつもりなのに、
誰かの結果を見るたびに「全然足りない」って思ってしまいます。
褒められても素直に受け取れなくて、
「たまたまだよ」って流してしまいます。
自信を持ちたいわけじゃない。
ただ、こんなに劣ってる気がする毎日が、しんどいです。
遥
「……これ、比べるのやめろって言われても無理なやつだな」
蓮司
「うん。見える場所に“他人の成果”が多すぎる」
日下部
「……しかも、いい部分だけが切り取られてる」
遥
「Tさんさ、たぶん頑張ってないんじゃねぇ」
蓮司
「頑張ってるからこそ、比べる」
日下部
「……自分の立ち位置を、常に確認してしまう」
遥
「褒められても、素直に受け取れねぇの分かる」
蓮司
「“これくらいで喜んじゃダメ”ってブレーキかけてる」
日下部
「……喜んだら、次に落ちたときが怖い」
遥
「でもな、ずっと下向いてると、息できなくなる」
蓮司
「自信って、“自分は上だ”って思うことじゃない」
日下部
「……“自分はここにいる”って認める感覚」
遥
「Tさん、劣ってる気がするって言ったけどさ」
蓮司
「実際は、“評価軸”が他人に向きすぎてる」
日下部
「……自分の基準が、外に置かれてる」
遥
「それじゃ、何しても足りねぇよ」
蓮司
「誰かが上がるたびに、自分が下がるからね」
日下部
「……比較は終わらない」
遥
「自信持てって言わねぇ」
蓮司
「まずは、“否定しない”でいい」
日下部
「……頑張った事実を、消さない」
遥
「“全然足りない”って思った日はさ」
蓮司
「“今日も比べてたな”って気づければいい」
日下部
「……それだけで、自分の位置は戻ってくる」
遥
「Tさんは、遅れてるんじゃない」
蓮司
「ちゃんと走ってる」
日下部
「……ただ、隣のレーンを見すぎてるだけだ」