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高校三年生・仮名:Tさん
テスト勉強や部活など、自分なりに頑張っています。
結果も悪くありません。
周りからは、「すごいね」「頑張ったね」 と言ってもらえます。
でも、自分ではあまり達成感がありません。
嬉しい気持ちもあるのですが、すぐに次のことを考えてしまいます。
終わったと思う前に、また次の不安が出てきます。
頑張ったはずなのに、自分だけ置いていかれているような気がします。
日下部
「もったいないな」
遥
「第一声それか」
日下部
「努力したなら満足できた方が得だろう」
蓮司
「得かどうかは置いといて。達成感って意外と勝手に湧いてくるものでもないし」
遥
「そうなのか」
蓮司
「そういう人もいる。終わった瞬間に嬉しくなる人もいれば何も感じない人もいる」
日下部
「感情に個人差があるのは当然だ」
遥
「でも、ちょっと分からないな」
蓮司
「珍しい」
遥
「いや、結果出たら嬉しくないか?」
日下部
「俺もそう思った」
蓮司
「Tさんは嬉しくないんじゃなくて終わる前に次へ行ってるのかもしれない」
遥
「次?」
蓮司
「テスト終わった→次の模試。大会終わった→次の大会。一息つく前に次の予定。そんな感じ」
日下部
「休憩する前に走り出しているわけか」
蓮司
「そう」
遥
「それ疲れそうだな」
日下部
「実際疲れるだろう」
少し間が空く。
「達成感というのは努力の量だけで決まるものではない。区切りが必要だ」
遥
「区切りか」
日下部
「終わったと認識しなければ終わったという感覚は生まれない」
蓮司
「ゴールテープ切る前に次のレース走ってるようなものだし」
遥
「忙しいな」
蓮司
「自分で忙しくしてるのかもしれない」
遥
「でもさ、達成感ないと頑張った意味までなくなった気がしないか」
日下部
「そこは別問題だ」
遥
「別か?」
日下部
「別だ。達成感がないことと頑張っていないことは同じではない」
蓮司
「そういうこと。感情って案外当てにならないし頑張った証明書でもない」
遥
「なるほど」
日下部
「Tさんは満足することに罪悪感がある可能性もある」
遥
「え?」
蓮司
「ありそうだな」
日下部
「安心したら怠ける。満足したら終わる。そう思っている人は自分に休息を許さない」
遥
「それ、苦しいな」
蓮司
「頑張るのが上手い人って休むのは下手だったりするし」
遥
「なんか損だな」
蓮司
「まあ、そういう人もいる」
日下部
「だから達成感がないからといって努力まで否定する必要はない」
遥
「ちゃんと頑張ったなら何も感じない日があってもいいんじゃないか」
🗝 三人からのことば
遥
「達成感がなくても、頑張ったことまで消えるわけじゃない」
蓮司
「次へ進むのが早すぎて、終わりを見ていないのかもしれない」
日下部
「努力と満足感は別々に存在する」
ruruha
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コメント
1件
うわ〜〜この話、すごく響いた😢💕 頑張っても達成感が湧かないって、めっちゃわかる…。自分で自分に「まだ足りない」って言い続けてる感じ、苦しいよね。 蓮司くんの「次へ進むのが早すぎて終わりを見てない」って言葉、ハッとした😭💦 日下部くんの「努力と満足感は別」も深いなあ…。3人の会話が優しくて、読んでるこっちまで「頑張った自分を認めていいんだよ」って言われてる気持ちになった🌸 Tさんに届いてほしいな〜この話📩✨