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高校二年生・仮名:Sさん
人に優しくすると、
あとから軽く扱われる気がします。
最初は普通に接しているだけなのに、
頼まれごとが増えたり、
断りにくくなったり、
気づいたら“雑に扱っていい人”みたいに
なっている感じがします。
だから最近は、
少し距離を取ったり、
最初から冷たくしてしまうこともあります。
でも、それはそれで
「感じ悪いかな」と気になるし、
本当は普通に接したいです。
優しくすると損をする、みたいな感覚があって、
どうしたらいいのか分かりません。
遥
「……これ、“優しさ=無防備”になってる時に起きやすい」
蓮司
「優しい人が見下されるんじゃなくて、
線引きがない人が消費される、かな」
日下部
「……境界が外に見えないと、
人は踏み込めるだけ踏み込む」
遥
「最初から冷たくなるの、分かるよ。
予防線だろ」
S
「はい。
雑に扱われる前に、距離置いとこうって」
蓮司
「それで守れる部分もあるけど、
同時に“本来の自分”も削れるんだよな」
日下部
「……優しくしたいのに、
優しくすると危ない」
遥
「それ、過去に“優しくした結果しんどかった”
経験が積み重なってる時の反応だ」
S
「…あります。
断れなくなって、
頼まれ役みたいになって」
蓮司
「で、断ると
急に空気悪くなるやつ」
S
「はい」
日下部
「……それは、優しさが悪いんじゃない。
役割固定が起きただけ」
遥
「“やってくれる人”にされると、
人はそこに甘えるからな」
蓮司
「しかも優しい人ほど、
関係壊すくらいなら我慢する」
日下部
「……だから消費される」
遥
「Sさんの中で
優しい=断らない
になってないか」
S
「…なってます」
蓮司
「そこが一番の誤解だと思う」
遥
「優しい人って、
全部引き受ける人じゃない」
日下部
「……必要なところで止まれる人」
蓮司
「線がある人の方が、
長く優しくできる」
遥
「最初から冷たくなる必要はない。
でも最初から全部受ける必要もない」
日下部
「……優しさと境界はセット」
S
「でも、断ったら嫌われませんか」
蓮司
「嫌う人はいる。
でもそれ、最初から“利用前提”の人」
遥
「そこに好かれても、
結局しんどいだけだろ」
日下部
「……優しさは、
誰にでも同じ量出さなくていい」
蓮司
「見極めながら出していい」
遥
「Sさんの優しさ、
減らす必要はない」
日下部
「……向け方を選べばいい」
🗝 三人からのことば
遥 「優しさが問題じゃない。
無防備なまま出し続けると、
消費されるだけになる」
蓮司 「優しい人ほど、線を引いていい。
断れる優しさの方が長持ちする」
日下部 「境界がある人は、
軽く扱われない。
優しさは、守りながら出していい」