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バスのざわめきが続く中、遥は窓際の席に押し込まれていた。教室と違って、ここには端に座るしか場所はない。教師も座席を巡り、にやりと笑いながら視線を送る。
「ほら、ちょっと動いてみろ。リアクションが見たいんだよ」
教師の声は軽く、しかし冷たく鋭い。遥は体を小さく震わせるだけで、声を出せない。出せばもっと弄ばれると知っているからだ。
「そのままじゃつまらないな。腰も使え、動きにメリハリをつけろ」
別の教師が膝に手を置き、揺さぶる。周りの生徒もそれを見て笑う。遥は必死に耐える。汗で髪が額に張り付く。羞恥と恐怖で体が硬直する。
「口も使ってみろ。見てて楽しいだろ?」
教師の言葉に、遥はわずかに口を開け、顔をそむける。だが、教師は肩を押さえ、強制する。息を呑む音だけが、車内のざわめきに紛れ、かろうじて響く。
「ほら、もう少しリアクションを見せろ。楽しそうに見えるように」
生徒たちは笑いながら肩を押したり、髪をかき混ぜたりする。遥は震えながらも、声を殺して従うしかない。身体は玩具のように扱われ、羞恥が全身に広がる。
「反応薄いな。もっと見せろ、全部見せろ」
教師が腰を軽く押し、手を伸ばす。遥は身体を硬直させ、顔を伏せる。だが、押し返す力もなく、ただ揺さぶられるまま。生徒の笑い声が重なり、羞恥は増すばかりだ。
「いいぞ、その顔、もっと見せろ」
小さく泣きそうになる。涙が頬を伝う。教師もそれを見て嘲笑する。生徒たちはさらに揺さぶり、声を上げて笑う。遥の心も身体も、徹底的に踏みにじられる。
「さあ、もっと反応を楽しませてくれよ」
教師の声が響くたび、遥はわずかに体を動かすしかない。羞恥と恐怖で呼吸は荒く、肩は震え、汗で髪は張り付く。声を出せば、さらに笑われるだけだ。
バスは夜の闇を切り裂くように進み、遥の存在はただの玩具、笑いの対象、教師と生徒の“娯楽”として扱われる。全身を支配され、羞恥と痛みで心は押し潰される。誰も助けない。声を出す余裕などない。