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「みんな、好きな人できたらどうする? 自分から行く? 待つ?」




日下部

「……オレは……待っちゃう、と思う」

「ていうか、自分から行けるほど……自信ないし。見てるだけで、精一杯」


「オレも……自分からは、無理かも。

なんか……“オレなんかが”って思っちゃうんだよな」

「でも……相手がちょっとでも笑ってくれたら、それだけで……だいぶ救われる」


蓮司

「ふたりとも、青春の陰に住んでるなあ。いや、嫌いじゃないけど」

「オレは、行くね。面白そうだったら。興味あるってのは、伝えた方が相手も動きやすいでしょ」

「ただし、押すときは押すけど、引くときは一瞬で引く。しつこいの嫌われるからさ」


日下部

「……そうやって、器用にできたらな」


蓮司

「器用じゃない日下部くんは、そのままでウケるタイプだと思うけどな。変に策士ぶらない分、安心感あるし」


「てか蓮司、お前そういうこと言うときだけ妙にやさしいよな」


蓮司

「うん、たぶんオレ、優しいときは暇してる」


日下部

「……それ、どう返せばいいんだよ」


「でもまぁ、恋って……行動するかどうかより、

“その人のこと、本当に好きかどうか”の方が、大事な気がする」


蓮司

「だね。“どう動くか”はあとから付いてくる。気持ちがちゃんとしてれば」


日下部

「うん……相手にちゃんと届けば、それで……いいのかもしれない」



無名の灯 答えを持たない相談室(遥・日下部・蓮司)

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