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この相談室に届くのは、大きな悩みというより、名前のつけにくい違和感ばかり。うまくやれているはずなのに落ち着かない日や、理由はないのに少しだけ苦しくなる瞬間。


誰にも言えないほど小さな感覚が、静かにここへ届く。


遥は、すぐに答えを出そうとはしない。

蓮司は、言葉の奥にあるものを拾おうとする。

日下部は、はっきりしない気持ちにそのまま形を与える。


正しい言い方じゃなくていい。

まとまっていなくてもいい。

ここでは、分からないままの気持ちを置いていっていい。


消えない違和感も、言えなかった本音も、

確かにそこにあったものとして扱われる場所だから。

無名の灯 答えを持たない相談室4

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