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コメント
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沙夜ちゃん、退院おめでとう☺️無事退院できた事、ホッとしました。そして、家族水入らずの生活🥰 ただ、あの真っ黒な2人がこれから何かを仕掛けてくる事が予想されるので、司さん沙夜ちゃんと彗くんを守ってくださいね!きっと天国のお母様たちも見守っていますよ!
沙夜ちゃん 退院おめでとうございます 意外にもイクメンだった司さんと可愛らしい彗君との親子の生活の始まりですね(*^o^*)夢の中で出会ったお義母様の話もいつか司さんに話してあげる事が出来ると良いですね そしてやっと気持ちが通じた三人の間を、壊そうなんで事を考える人‼️は出てこないで欲しいな🙏
沙夜ちゃん…退院おめでとうございます💐😊💕司さんもすっかりお父さん ですね😊彗君も元気いっぱいで、沙夜ちゃんと司さんの愛情をたくさん受け取ってすくすく育って欲しいです🥰 彗君の子守唄が「きらきら星」司さんにとってはお母様が妊娠している時に良く歌っていた歌「結縁 」司さん家族と沙夜ちゃんを繋ぐ絆ですね🍀 親子3人の幸せを私も願っています🙏✨心がほんわか温かくなりました🥹❤️🤲
そして、いよいよ沙夜の退院の日がやってきた。
この日は司も仕事を休み、午前中に沙夜を迎えに来てくれた。
沙夜の体に負担をかけないようにと、お手伝いの山下も同行している。
「さあ、坊ちゃまは私にお任せください」
「すみません、山下さん」
二人の息子・彗を抱いた山下は、後部座席に備え付けられた新生児用のチャイルドシートにそっと寝かせた。
沙夜は司の隣の助手席へ座る。
「じゃあ、行こうか」
「はい」
三人を乗せた車は、懐かしい我が家へ向かって静かに走り出した。
車の中で、彗は終始ご機嫌だった。
山下が横で優しくあやしてくれるので、ときおり柔らかな笑顔を見せる。
「なんて愛らしい坊ちゃまでしょう。旦那様似ですかね?」
山下の言葉に、司が嬉しそうに返した。
「僕が生まれたときの顔にそっくりだって、祖母が言ってました」
「ああ、やっぱり」
山下は目を細め、うんうんと頷いた。
幸せな空気に包まれながら、やがて車はマンションへ到着した。
部屋に戻ると、山下が言った。
「坊ちゃま、眠ってしまいましたね。ベビーベッドに寝かせましょうか」
「お願いします」
ベビーベッドは寝室とリビングの二か所に用意されている。
山下は目の届くリビングのベッドに彗を寝かせると、すぐに昼食の支度に取りかかった。
久しぶりの外出で疲れが出たのか、沙夜は少しぐったりとしていた。
「沙夜は座ってなさい」
「すみません……」
沙夜は言われた通りソファに腰を下ろした。
司はベビーベッドのそばに立ち、息子の寝顔をじっと見つめている。
沙夜は病院で長い時間を息子と過ごしていたが、司にとってはこうして身近に息子を見るのは初めてに近い。
頬を緩め、飽きることなく彗の寝顔を眺めている。
昼食を終えると、沙夜は寝室で少し休ませてもらうことにした。
次の授乳までに体力を回復しておきたかった。
「彗のことは心配しなくていいよ。僕がそばにいるから」
「お願いします」
「じゃあ私はお夕飯のお買い物に行ってきますね」
山下はそう告げると、いそいそと買い物に出かけて行った。
久しぶりに寝室へ入った沙夜は、以前と変わらない空気にほっとした。
司とは見合いの日以来触れ合うことはなかったが、ベッドは共にしていた。
だから、沙夜にとっては安心できる場所だ。
ベッドに横になると、沙夜はあっという間に寝息を立て始めた。
しばらくして司が様子を見に来ると、すやすや眠る沙夜の顔を見て安心したように微笑み、そっとリビングへ戻っていった。
疲れていたのか、沙夜は夕方までぐっすり眠ってしまい、目を覚ました瞬間ハッとした。
「あっ! 彗の授乳……!」
慌てて髪を整えリビングへ戻ると、司が彗を抱き、山下の指導のもと哺乳瓶でミルクをあげている姿が目に入り、沙夜は驚いた。
最近食欲旺盛な彗は、母乳とミルクの混合だった。
「すみません、うっかり寝過ごしちゃって……」
「大丈夫だよ。彗はミルクを飲んでるから」
「旦那様はお上手ですよ。ほら、嬉しそうにこんなにごくごくと飲んで」
山下の言う通り、司の手つきは初めてとは思えないほど見事だった。
彗は父の手に自分の小さな手を重ねるようにして、元気よく哺乳瓶に吸い付いていた。
まだよく見えていないはずのそのつぶらな瞳は、一心に父親の方へ向けられている。
ときおり嬉しそうに笑い、足をバタバタとさせていた。
父と息子の思いがけない光景に、沙夜の胸はじんと熱くなった。
(私たちは、本当の家族になったのね……)
そう思った瞬間、あの日、司の祖母・芙美子から聞いた司の母の話が胸に蘇った。
幼い司を残して逝った久美子のことを思うと、胸が張り裂けそうになる。
「さあさあ、坊ちゃまがミルクを飲み終わったらお夕飯にしましょう。奥様は座ってお待ちくださいな」
「ありがとう、山下さん」
沙夜は司の隣に座り、ごくごくと美味しそうにミルクを飲む我が子を見つめた。
夕食を終え、片づけを終えた山下が帰ると、リビングには親子水入らずの時間が訪れた。
彗は環境の変化にも動じず、いつものように手足をバタバタとさせて上機嫌だ。
「彗は寝つきはいいの?」
「ええ。ぐずるときは授乳すると、そのままうとうとと眠っちゃうんです」
「へえ……。男の子なのに手間がかからないんだね」
「ええ、とってもいい子よ」
沙夜はそう言い、少しおとなしくなった彗を抱き上げて優しく揺らした。
そして無意識に“きらきら星”を口ずさむ。
彗はこの歌が大好きで、病院でも眠る前にいつも歌ってあげていた。
沙夜の優しい歌声を聞いた司が尋ねた。
「その歌は“きらきら星”?」
「ええ。彗はこの歌が大好きなの」
「……」
司が急に黙り込んだので、沙夜は気になって尋ねた。
「どうしたんですか?」
「僕の母がね……」
「?」
「妊娠中、毎日この歌をお腹の僕に聞かせていたらしいんだ」
その言葉を聞いた瞬間、沙夜は驚きのあまり息をのみ、言葉を失った。
そして思い出した。
あのとき――あちらの世界から現実へと導いてくれた司の母・久美子が、優しくこの歌を口ずさんでいたことを。
突然、沙夜の瞳からぽろりと涙がこぼれ落ちた。
「どうした? 沙夜?」
「ううん……なんでもないです……」
司にすべてを話したかった。
けれど、胸がいっぱいで言葉にならない。
司は心配して沙夜のそばへ来ると、妻を息子ごとそっと抱き寄せた。
沙夜の耳は司のたくましい胸に触れ、規則正しい心臓の音が静かに耳に響く。
その音を聞いていると、沙夜の心はゆっくりとほどけていった。
「大丈夫だ。君と彗は、僕が命をかけて守るから」
「はい……」
「だから泣かないで……。さあ、彗は僕が寝かせよう」
司は沙夜から息子を受け取ると、窓辺へ行き、夜空に浮かぶ月を見せた。
「彗、あれがお月様だよ」
彗は嬉しそうに笑い、小さな口で大きなあくびをする。
「ははっ、彗はもうおねむだな」
司は優しく体を揺らしながら、うとうとし始めた息子を愛おしそうに見つめ続けた。
その穏やかな夫の姿を見つめていると、沙夜の胸の奥にじんわりと温かいものが広がっていく。
私も、この大切な家族を命をかけて守りたい――
沙夜は静かに、しかし確かな決意を胸に刻んだ。