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高校三年生・仮名:Nさん
周りの友達が、どんどん“ちゃんとしてきてる”感じがします。
進路も決まってたり、将来やりたいことがあったり、バイトや資格とかも頑張ってたり。
それに比べて自分は、何も決まってないし、 やりたいこともよく分かりません。
焦るけど、何をすればいいのか分からなくて、結局何も進んでない感じがします。
このまま置いていかれるんじゃないかって、ずっと不安です。
遥
「それ、“周りが進んで見える時期”に入ってるな。実際、動き出してるやつが目につきやすいタイミング」
蓮司
「でもさ、“ちゃんとしてるように見えるやつ”も、中身までは分かんないからな」
日下部
「Nさんは“見えている部分だけ”で比較している。他人の確定している情報と、自分の不確定な状態を並べている」
遥
「そりゃ不利だよな」
蓮司
「しかも“決まってるやつ”って声でかくなりがちだし。まだ迷ってるやつはあんま言わないから見えない」
日下部
「結果として、“自分だけ遅れている”ように感じる」
遥
「でも実際は、同じくらい迷ってるやつ、普通にいるぞ」
蓮司
「むしろそっちの方が多いまである」
日下部
「“やりたいことが分からない”は異常ではなく、過程だ」
遥
「てかさ、分かってるやつの方が珍しいからな」
蓮司
「じゃあ何すればいいかって話だけど、“いきなり決める”は無理」
日下部
「方向ではなく、“選択肢を増やす行動”から始めるべきだ」
遥
「小さいのでいいんだよな。気になる分野ちょっと調べるとか、一回だけ体験行くとか」
蓮司
「やってみて違うなって思ったら、それも一個の収穫だしな」
日下部
「“何をしたいか分からない”状態は、“まだ試していないだけ”でもある」
遥
「あとさ、“周りに追いつく”を目的にするとずっとしんどいぞ」
蓮司
「誰か基準にすると、終わりないからな」
日下部
「基準は“昨日の自分より一歩動いたか”でいい」
遥
「止まってる感じするのって、“何もしてない”じゃなくて “大きく動いてないだけ”だったりするし」
蓮司
「小さい動きでも、ちゃんと進んでるからな」
日下部
「……焦りは、未来を考えている証拠だ。だがその焦りで、動けなくなるのは本末転倒だ」
遥
「一個でいいから、なんかやってみろ。そこからしか変わらない」
🗝 三人からのことば
遥
「“分からない状態”でも、動いていい」
蓮司
「決める前に、試せばいい」
日下部
「比較ではなく、昨日より一歩でいい」