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高校二年生・仮名:Yさん
しんどい日でも、 結局「大丈夫」って言ってしまいます。
本当は疲れてたり、 結構ギリギリだったりするんですけど、 誰かに「大丈夫?」って聞かれると、 反射みたいに 「大丈夫」って返してしまいます。
その場では普通に笑えるし、 会話もできます。
でも一人になった瞬間、 急に全部重くなる時があります。
助けてほしくないわけじゃないです。
でも、うまく言葉になりません。
なんで“平気なふり”ばっかりしてしまうんでしょうか。
遥
「それ、“大丈夫”が返事じゃなくて クセになってるんだろうな」
蓮司
「考える前に口から出るやつ」
日下部
「Yさんは “不調を見せること”に対して 強い抵抗を持っている。 そのため、 自動的に平静を装っている」
遥
「たぶんさ、 “しんどい”って言った後の空気、怖いんだろ」
蓮司
「心配されるの苦手な人、結構そうなるしな」
日下部
「弱った状態を他者に見せることへ、 警戒が生じている」
遥
「あと、“説明できないしんどさ”もあるよな」
蓮司
「“何があったの?”って聞かれても、 別に一個じゃないというか」
日下部
「慢性的な疲労感は、 明確な言語化が困難な場合がある」
遥
「だから“うまく説明できないなら、 言わない方が楽”になる」
蓮司
「で、“大丈夫”で閉じる」
日下部
「短い言葉によって、 対話を終了させている状態だ」
遥
「でもさ、 “助けてほしくないわけじゃない”って言ってたろ」
蓮司
「そこ結構大事だと思う」
日下部
「援助拒否ではなく、 援助要請の方法が分からない状態に近い」
遥
「“助けて”って、 元気な時でも難しいからな」
蓮司
「しかも普段“ちゃんとしてる人”ほど、 急に言えなくなるし」
日下部
「周囲に安定した印象を与えている人ほど、 自己開示のハードルが上がることがある」
遥
「あと、一人になった瞬間しんどくなるの、 気張ってた反動もあると思う」
蓮司
「外でずっと通常運転してるからな」
日下部
「緊張状態が解けた後、 疲労が表面化している」
遥
「だから必要なの、 いきなり全部話すことじゃなくて」
蓮司
「“ちょっとしんどい”を出せるようになることかもな」
日下部
「完全な開示ではなく、 小規模な共有から始めればいい」
遥
「“大丈夫じゃない”を 完璧に説明できなくてもいいんだよ」
🗝 三人からのことば
遥
「“大丈夫”がクセになってるだけかもしれない」
蓮司
「助けてほしくないんじゃなく、言い方が分からない時もある」
日下部
「小さな共有から始めればよい」
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