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保健室。カーテンの閉まった奥。静か。 雨の音だけ少し聞こえる。 遥はベッドに座っている。膝を抱えたまま。 蓮司と日下部は少し離れた椅子にいる。 誰もすぐには喋らない。
遥
小さい声。
蓮司
遥
日下部
遥
蓮司
遥
遥は返せない。まだ呼吸が不安定だった。
蓮司
遥の肩が少し止まる。
遥
日下部
日下部
遥
遥
蓮司
遥
小さく頷く。
遥
遥
遥
日下部
遥
蓮司
遥
日下部
遥
遥
遥
声が小さい。でも止まらない。一回開くと、少しずつ零れる。
遥
蓮司
遥
遥
遥
蓮司の顔が少し変わる。
遥
遥
保健室が静かになる。雨の音だけ。
日下部
遥
蓮司
遥
日下部
遥
蓮司が小さく舌打ちする。
遥
遥
蓮司
遥
遥
日下部
遥
遥は視線を落とす。指先を強く握る。
遥
遥
蓮司
遥
遥
遥
静か。その言葉が一番重かった。
日下部
蓮司
遥
遥はぼんやり窓を見る。雨粒が流れていく。
遥
蓮司
遥
蓮司
遥
遥
蓮司
遥
遥
その言い方。まるで、自分の痛みを自分のものだと思えていないみたいだった。
日下部
遥
日下部
日下部
遥
蓮司
遥
遥は何も返さない。でも。否定もしなかった。