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#読み切り
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#闇
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#一次創作
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放課後。空き教室。 今日は珍しく誰も話していない。 蓮司はスマホを触っている。日下部は本を読んでいる。遥は窓の外を見ていた。 しばらく。本当にしばらく沈黙が続いた。 そして。
遥
蓮司
日下部は本から目を上げる。
遥
蓮司
遥
日下部
遥
静か。
蓮司
遥
蓮司
日下部
蓮司
日下部
蓮司
遥
二人のやり取りを見ながらも。 遥の顔はあまり変わらない。
遥
蓮司
遥
蓮司
日下部
遥
遥は少し黙る。 窓の外では帰宅する生徒たちが見える。 友達同士で歩く人。部活へ向かう人。笑っている人。
遥
蓮司
遥
蓮司
遥
日下部
日下部
遥
日下部
遥
日下部
遥は考える。長く。かなり長く。そして。
遥
静か。 蓮司の手が止まる。日下部も何も言わない。
遥
遥自身も。変なことを言った自覚はあるらしい。
遥
蓮司
蓮司
蓮司
遥
蓮司
蓮司
蓮司
そっちが先に出る。
遥
その言葉を聞いた遥は。少しだけ考え込む。
遥
日下部
遥
遥は首を横に振る。
遥
静か。
蓮司
遥
即答。
蓮司
遥
また即答。
蓮司
遥
日下部
遥
日下部
空き教室。放課後。三人だけの場所。 遥は言葉を失う。すぐには答えられない。蓮司も急かさない。
遥
長い沈黙。
遥
蓮司
遥
遥
また沈黙。
遥
蓮司
遥
静か。誰も笑わない。茶化さない。 ただ。その一言を聞いていた。遥は少し気まずそうに目を逸らす。
遥
蓮司
日下部
遥
蓮司
遥
遥は机を見る。
遥
遥
遥
静か。日下部は本を閉じた。
日下部
遥
日下部
日下部
遥
日下部
日下部
日下部
日下部
遥
蓮司
蓮司
蓮司
遥は何も言わなかった。 ただ。窓の外ではなく。少しだけ空き教室の中を見る。 それは。遥にしては珍しいことだった。
コメント
1件
ああ、この話……すごく好きです。 「居場所って何」から始まって、遥くんの「追い出されない場所」という答えに胸が締め付けられました。蓮司と日下部の「違う」という反応が優しくて。特に日下部が「なくなったら困る」「来なくなるのは嫌だ」でいいんだって教えてくれるところ、じんわり沁みました。 遥くんが最後に窓の外じゃなくて部屋の中を見た。その一瞬の変化が何より尊かったです。74話からの積み重ねがあるからこそ、こういう静かな会話が心に響くんですね。