蓮司
……ふぅ。終わった
遥
……っ……
蓮司
なにその顔。泣いてんの?
遥
……泣いてねぇ……っ
蓮司
へぇ。じゃあ、ただの”ぐちゃぐちゃ”?
遥
……っ、黙れよ……
蓮司
へぇ。喋れんじゃん。ずっと啼いてたくせに
遥
……殺したいくらい、嫌い
蓮司
いいじゃん。それも興奮する
遥
……っ……
蓮司
今のおまえさ、なにも守れてないのに、なにも諦めてもいない顔してる
遥
……
蓮司
俺にはどうでもいいけど
遥
……っ……おまえは……
蓮司
ん?
遥
なんで……平気で……、そんなこと言えんだよ……
蓮司
だって、おまえがそういう反応するの、面白いから
遥
……っく……
蓮司
”俺のせいだ”って顔するくせに、止めもしないし逃げもしない
遥
……やめられねぇだけだよ……
蓮司
知ってる。”依存”って言うんだよ、それ
遥
……おまえに、だけは言われたくねえ……
蓮司
俺に、だから言えるんだろ。誰にも言えないこと、俺には言える。違う?
遥
……っ……
蓮司
泣くなら、布団の中でにして。俺、寝るから
遥
……死ね
蓮司
先におまえが壊れるよ