テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
眠狂四郎
697
ruruha
728
S.H
778
野生の腐女子
6
放課後。空き教室。窓から夕日が差し込んでいる。 蓮司は椅子を揺らしている。日下部は本を閉じた。遥は窓際で外を見ていた。しばらく誰も話さない。
蓮司
遥
蓮司
蓮司
遥は少しだけ考えた。それから。
遥
蓮司
遥は頷く。
蓮司
遥
遥
蓮司
遥
遥
遥
遥
遥
遥
遥
遥
遥
遥
遥
遥
蓮司は黙って聞く。
遥
遥
遥
遥
遥
遥
遥
遥
遥
遥
教室が静かになる。
蓮司
蓮司
蓮司
遥は少し首を傾げる。
遥
遥
遥
遥
日下部
遥
遥
遥
遥
遥
遥
遥
蓮司
蓮司
遥は顔を上げる。
蓮司
遥は迷わない。
遥
蓮司
遥
遥
遥
遥
蓮司の表情が止まる。遥は続ける。
遥
遥
遥
遥
遥
遥
遥
蓮司はゆっくり息を吐く。
蓮司
蓮司
遥
少し黙る。
遥
蓮司
遥
遥
その一言に。空き教室が静まり返る。日下部が静かに口を開く。
日下部
日下部
日下部
遥
頷く。
日下部
日下部
遥
遥
遥
遥
蓮司は椅子にもたれた。
蓮司
蓮司
蓮司
遥は返事をしなかった。返せなかった。 「怖い」 そう思うだけで。自分は弱い人間なんだと。遥はずっと信じて生きてきた。
コメント
1件
第46話、読ませていただきました。 夕日の差し込む空き教室、三人の間に流れる沈黙の質感が繊細で、とても印象的でした。 特に遥くんが「笑い声」「足音」「名前呼ばれると」と断片的に紡ぐ言葉のひとつひとつに、これまで彼がどれだけ細かい音や他人の反応に怯えて生きてきたのかが滲んでいて、胸がぎゅっと締めつけられました。 蓮司くんの「強さの基準、高すぎるんだよ」という言葉がやさしく響きますね。この静かな教室に、あたたかい救いのようなものが差していた気がします。 素敵なエピソードをありがとうございました🌷