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私は、リエンから預かった依頼に取り組んでいた。依頼内容は、Cの行方不明事件らしい。
私は、早速。彼氏さんの元へ行った。
セレン「ごめんください!魔女の依頼を受けリエンの代わりに来た。セレンです」
男性「お待ちしておりました。魔女様」
私は、客間に通された。
男性「実は、Cが、こんな文章送ってきたんです」
(昨日)
ごみのようね
めんどくさい!
んん!もう!
ねぇ、関わらないで!
もう一度いうわよ!
うるさい!
だめって言ったらダメ!
めいわく!
みるのも触るのも!
たいど悪すぎるし、
いじらないで!
たいぷじゃない!
すぐに、大事にするし!
けんかふっかけないで!
てつだおうとしないで!
19:00既読
男性「彼女を怒らせたつもりは、ないのですが……」
セレン「いや、恐らく、怒らせてはいないですね。これ、結構まずいですね……」
セレン「ネットの謎解きでよくある。SOSメッセージです」
男性「そうなんですか?」
セレン「これ、頭文字だけを読んでみてください。すると、[ごめんねもうダメみたい]と読むことができます」
セレン「とりあえず。彼女さんを助けます。写真は、ありますか?」
男性「それが、なぜか、全て消えていて」
セレン「そうね、ちょっと待って!」
私は、警察無線で、Cさんの行方について調べてもらった。
警察a「セレンさん。ちょっと、電話の向こうあなただけになれますか?」
セレン「えぇ、今一人です」
警察a「実は、その男性の彼女さん。亡くなっているんです。セレンさんが解決した。7日前の連続火災事件覚えていますか?あの事件の被害者の遺族の方なんですよ…」
セレン「分かりました…?遺体は、見つかったのですか?」
警察a「えぇ、Cさんの遺体が見つかりました」
私は、彼氏さんのスマホから逆探知で、場所を探した。
セレン「これは、海沿いの倉庫?」
私は、現場に急行した。
海沿いの倉庫は、一軒のみ。
中は……
セレン「なにこれ?」
工事作業員が、3人で作業していた。
ほとんどが、建築資材で、小さなプレハブ小屋のロッカーから女性が意識不明の状態で見つかった。
女性の頭には、細長いもので殴られた跡があった。
魔法で、女性が気を失った時間を調べた。
気を失ったのは、1時間前。
目出し帽をかぶった男性が、彼女を運び込んでくるのが防犯カメラに映っていた。
私は、警察を呼んだ。
Cは、救急車で運ばれた。
警察b 「魔女様、お疲れ様です」
セレン「連続火災事件の被害者のCさんが、意識不明の状態で見つかりました!」
警察b「連続火災事件の被害者の女性?ですか?あの事件時に、Cさんは、出かけていまし、誰も家の中にいないはずなんですが…」
セレン「遺体が見つかったとか?」
警察b「ええ、遺体は、見つかりましたが、確証には、至っていません」
セレン「再度、遺体の調査をしてくれる?」
セレン「それと、警察aについても調べてくれる?」
警察b「ええ。それと、あの事件現場からすぐ近くに、この3人の作業員が作業していたんですよね」
全員、Cついては知らない。
セレン「誰かが、嘘ついてる?」
セレン「1時間前何をしていました?」
D「コンビニの喫煙ルームでタバコを吸っていたよ」
このあたりは、コンビニが1軒しかない。
コンビニの防犯カメラにもDの姿はあった。
E「資材の確認をしていたよ」
Eの持ち物からは、資材の確認票があった。
F「トラックで、資材を運んでいたよ」
ドライブレコーダーにも、Fの姿は、映っていた」
セレン「Eだけが、アリバイがない。犯人は、E?」
警察「現場から、警棒が見つかりました!」
警察「警棒からは、女性のDNAと一致そして、警察aとEの指紋がついていました」
魔法で、警棒を調べてみると確かに、女性のDNAとEの指紋と誰かの指紋があった。
E「俺は、知らないぞ!」
警察bが呼ばれた。
セレン「警察aとは、昔から仲いいのですか?」
E「あぁ、警察aは、古い友人だからな。前に、警棒に触らせてもらった事がある。その時の彼女は、Cだったらしいけど…」
現場監督官、Gが遅れて、走ってきた。
G「Eは、無実です。この資材確認票は、リアルタイム送信ですので」
警察「現場の資材の一人も合致します」
私は、魔法で円になるように椅子を並べた。
セレン「とりあえず、皆さん座ってください。犯人は、このなかにいるので…!?」
警察a
警察b
c(今回の被害者の女性)
D(喫煙)
E(資材確認)
F(トラック)
G(監督)
セレン「警察aは、どこ!?」
その瞬間だった。
ギギギ……という嫌な音と共に、
頭上のクレーンが大きく揺れた。
私は気づいた。
資材が落ちる。
しかも――
Eの真上だ。
セレン「危ない!」
私は反射的にEを突き飛ばした。
E「えっ!?」
次の瞬間。
ドゴォォン!!
視界が真っ白になった。
胸が潰れる音がした。
呼吸が、できない。
誰かの悲鳴が遠くで聞こえる。
ああ、そうか。
私が下敷きになったのね。
Eは無事だった。
それだけは、はっきり分かった。
それで十分だった。
次の瞬間。
私の身体は、潰れ、あたりからは壮絶な悲鳴が聞こえる。
最後の力を振り絞り、警察bを掴んで言う。
セレン「犯人は、警察aよ、彼を逃さないで……」
私は、意識が飛んだ。
目が覚めると病院だった。
ドクン
ドクン
ドクン
砕けた骨が、音を立てて戻っていく。
肉が、無理やり縫い合わされる。
血管が、脈打ちながら再生する。
痛い。
痛い。
痛い。
叫びたい。
でも声を出せば、誰かが入ってくる。
だから私は
歯を食いしばった。
こんな姿を見たら
きっと
誰も私を人間だと思わない。
セレン(見られたくない……)
この姿だけは。
誰にも。
●魔女の呪い●
1000年間、自害することも許されず。
人を殺そうとすれば、自分が亡きものとなる。
助けを請われれば、どんなに嫌いな奴でも助けなくてはならない。
愛する人とも時間をともにすることもできない。
身体が、修復した。
警察無線で、私は、警察に連絡した。
警察b「先ほどは、ありがとう御座いました。セレン様」
セレン「犯人は、警察aよ」
①検査前に、警察aは、遺体が分かっていた。
②警察aからの警棒からは、女性のDNA
③建築資材を落として、Eを亡くすことで、証拠隠滅を図ったたのだと思う
警察b「ええ、あの後、操縦席にいた警察aを逮捕しました」
④警察aは、Cを彼氏に取られた事に腹を立てていた
セレン「だから、Cを自分のものにしようとするのに一次的にあの場所にCを運んだんだと思います」
隣のカーテンの先から女性の声が聞こえた。
???「違うわよ!勝手に追い回してきて、しつこかったから、彼氏さんに助けてもらったの!」
カーテンを開ける
Cが、いた。
セレン「無事でよかったです」
C「あなたね。私を助けてくれたの?」
セレン「……」
C「言わなくても分かるわ」
Cは少し笑った。
C「あなたが助けてくれたこと」
C「そして」
C「あなたが魔女だって、バレた瞬間に」
C「世の中があなたを縛りつけるってことも」
セレン「……え?」
C「これ、結構有名なのよ」
C「魔女セレンの呪い」
C「助けを求められたら絶対助ける魔女」
C「自分がどれだけ傷ついても」
C「絶対に見捨てない魔女」
少し照れながら言った。
C「だから」
C「あなたのファン、結構いるのよ?」
C「だからさ」
C「これだけ言わせて」
Cは真っ直ぐ私を見た。
C「助けてくれてありがとう」
C「魔女様」
その瞬間。
涙が溢れた。
止まらなかった。
今まで感謝されたことは何度もある。
でも
理解されたことは一度もなかった。
魔女として。
呪われた存在として。
でも
今
初めて
ただの私として感謝された。
それが
こんなにも嬉しいなんて。
私は知らなかった。