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#命
ruruha
279
きゆう
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コメント
1件
読み終えたよ〜!!第3話、めっちゃ沁みた😭💕 「友達いるのに孤独」って感覚、めちゃわかる…。蓮司さんの「人数の話じゃない」「理解される=全部わかってもらうことじゃない」って言葉が刺さりすぎた🥺✨ 一人でいるから孤独じゃなくて、“自分を出せてる感覚”が大事なんだなって気づかされたよ。最後の「結構いる」って一言がすごく優しくて、読んでるこっちまでちょっと安心できた…。ruruhaさんのこういう繊細な空気感の描き方、マジで好き〜!!次も楽しみにしてるね🌸
ドアが開く。
相談者は椅子に座ると少し考えてから言った。
「友達はいるんだけどさ」
蓮司は椅子を引く。
「うん」
「なんか孤独なんだよな」
蓮司は座った。
「一人?」
「いや」
「仲悪い?」
「全然」
「じゃあ孤立でもない」
相談者は頷く。
「そう」
少し間。
「一緒に遊ぶ相手はいる」
「いる」
「話す相手もいる」
「いる」
「でも孤独感はある」
「ある」
蓮司は少し考えた。
「それ、多分“人数”の話じゃないな」
相談者は黙る。
「じゃあ何」
「繋がってる感覚の話」
少し沈黙。
「違いが分からん」
「例えば」
蓮司は続ける。
「一日中誰かといても孤独な時ある」
「ある」
「逆に一人でも平気な時ある」
相談者は頷いた。
「あるな」
「つまり孤独って、一人かどうかじゃない」
間。
「じゃあ何なんだ」
「自分がその場にいる感じがあるか」
相談者は少し考える。
「難しいな」
「話してても、“本当の自分出してない”感覚ないか」
相談者は止まった。
少し沈黙。
「……ある」
「そっちだな」
間。
「別に嘘ついてるわけじゃない」
「うん」
「でも全部ではない」
「うん」
相談者は机を見た。
「何か隠してるわけでもないんだけど」
「人間そんなもんだ」
蓮司は軽く肩をすくめた。
「全部見せてるやつなんてほぼいない」
少し静かになる。
「じゃあ何で孤独なんだろ」
「期待してるものが違うのかもな」
相談者は顔を上げる。
「期待?」
「友達が欲しいんじゃなくて、理解されたいのかもしれない」
相談者は黙る。
間。
「でも理解なんて無理じゃん」
「完全にはな」
「ほら」
「ただ、0と100しかないわけじゃない」
少し沈黙。
「お前さ」
「何」
「理解されるって、“全部分かってもらうこと”だと思ってないか」
相談者は考える。
「少し」
「だから届かない」
間。
「実際は、一部分だけでも十分だったりする」
相談者は黙る。
「趣味の話だけとか」
「うん」
「悩みだけとか」
「うん」
「馬鹿話だけとか」
少し静かになる。
「全部同じ相手じゃなくていい」
相談者は少し驚いた顔をした。
「そういうもんか」
「そういうもんだ」
間。
「なんか、自分を全部分かってくれる人探してたかも」
「いたらすごいな」
相談者は少し笑った。
「いないか」
「多分な」
少し沈黙。
「でもさ」
「何」
「たまに、自分だけ透明人間みたいな時ある」
蓮司は頷いた。
「あるな」
「みんな楽しそうで、自分もいるのに」
「そこにいるのに、参加してる感じしない」
相談者は黙って頷く。
間。
「そういう時は大体、自分の意識が自分に向きすぎてる」
「どういうこと」
「今どう見られてるか」
「うん」
「変じゃないか」
「うん」
「浮いてないか」
「うん」
「そっちに集中してる」
少し静かになる。
「確かに」
「だから会話より、自分の監視してる」
相談者は苦笑した。
「疲れるわけだ」
「疲れる」
間。
「じゃあ孤独感ってなくならない?」
蓮司は少し考えた。
「なくなるというより、薄くなる」
「どうやって」
「少しずつ“そのまま出せる部分”増やして」
相談者は黙る。
「全部じゃなくていい」
「うん」
「少しずつ」
少し沈黙。
相談者は立ち上がった。
ドアの前で振り返る。
「友達いるのに孤独なの、自分だけかと思ってた」
「結構いる」
相談者は少し安心したように笑った。
ドアが閉まる。
孤独は、一人の時だけ生まれるものじゃない。
誰かといても感じるし、笑っていても感じる。
だからこそ、その感覚があること自体は、そんなに特別なことではない。