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高校三年生・仮名:Fさん
本音を言ったあと、毎回すごく後悔します。
話してるときは「言ってみよう」って思って出すんですけど、あとから急に不安になって、「変なこと言ったかも」「嫌な気持ちにさせたかも」ってずっと考えてしまいます。
そのせいで、やっぱり本音なんて言わない方がよかったのかなって思うことも多いです。
どうしたら、こんなふうに引きずらなくなりますか。
遥
「それ、“言った後に反省会しすぎる状態”だな。終わった会話、ずっと一人で見返してる」
蓮司
「しかも大体、悪い方向だけ拾ってるよな」
日下部
「Fさんは“本音を出した結果、関係が悪化する可能性”を 強く警戒している。そのため、発言後に過剰な検証を行っている」
遥
「でもさ、本音言った直後って、不安になるの普通なんだよな」
蓮司
「隠してたもん出してるわけだし」
日下部
「自己開示の後には、一時的な不安が生じやすい」
遥
「問題は、“その不安=失敗”って決めてること」
蓮司
「不安になっただけで“やらかした認定”してる感じ」
日下部
「感情と事実を、直結させている」
遥
「だからまず、“不安=ミス確定じゃない”って分けろ」
蓮司
「実際、相手そこまで気にしてないこと多いしな」
日下部
「他者は、自分ほど会話を反復していない」
遥
「あとさ、“嫌な気持ちにさせたかも”ってやつ」
蓮司
「それ、“相手の感情全部管理しよう”としてる」
日下部
「他者の受け取り方を、完全に制御することはできない」
遥
「多少ズレるのは普通」
蓮司
「全部完璧に伝わる会話なんてないしな」
日下部
「コミュニケーションには、必ず誤差が含まれる」
遥
「だから“少しズレてもOK”にしないと、何も言えなくなるぞ」
蓮司
「あと、本音ってさ。“出した瞬間スッキリするもの”とは限らないからな」
日下部
「むしろ、不安と安心が同時に来ることも多い」
遥
「“ちゃんと出せた”と“怖い”が両方ある感じな」
蓮司
「だから後悔っぽく感じやすい」
日下部
「だがそれは、失敗の証拠ではない」
遥
「あと、“言わなきゃよかった”ってなるやつ」
蓮司
「でもずっと隠してても、別のしんどさ出るだろ」
日下部
「自己抑制の継続も、別種の負担を生む」
遥
「だから結局、“多少不安でも少し出す”くらいがちょうどいい」
蓮司
「ゼロか100じゃなくな」
日下部
「適度な自己開示と、適度な不安は共存する」
遥
「反省会やりすぎるな。一回出したら、少し放っとけ」
🗝 三人からのことば
遥
「不安=失敗、ではない」
蓮司
「多少ズレるのは普通」
日下部
「自己開示の後に不安が出るのは自然だ」