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#雑談
寿命㌫(主)
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コメント
1件
うわ、この回めっちゃ重い…… 「来ないだろ」「来るんじゃね」の押し問答、どっちの可能性もありそうで読んでて苦しかったわ。蒼の「壊れるわけねえだろ」って強がりと、沙希の「終わりだね」の軽さが逆に怖い。あと「どうすんだよ」って最後に漏れた本音、蒼も揺れてるのが伝わってきた。さっきまでの笑いが楽しそうじゃなくなってる描写、細かいけどすごく効いてる。凪が来るか来ないか、次回どう転ぶか気になる……!
凪が廊下を出ていったあと。
しばらく、誰も何も言わなかった。
さっきまでの騒ぎが嘘みたいに静かだった。
蒼は立ったまま。
廊下の出口を見ている。
もう凪の姿は見えない。
友達の一人が言った。
「……帰った?」
別のやつが小さく笑う。
「いや帰るだろ」
「さすがに」
でも。
その笑いは、さっきみたいに軽くなかった。
蒼はまだ何も言わない。
沙希が壁にもたれたまま口を開いた。
「蒼」
蒼が振り向く。
「何」
沙希は少し首を傾けた。
「どう?」
蒼が眉を寄せる。
「何が」
沙希は凪が消えた方向を見る。
「壊れた?」
蒼は答えなかった。
友達の一人が言う。
「さすがにやばかったって」
「顔」
「見た?」
「真っ白だったぞ」
別のやつが言う。
「泣いてたよな」
蒼はそれを聞いて、少し笑った。
「知らねえ」
軽い声。
でも。
そのあと少しだけ沈黙が落ちる。
沙希はその沈黙を見ていた。
「蒼」
蒼が「ん?」と返す。
沙希は言う。
「明日来ると思う?」
蒼は肩をすくめた。
「来ないだろ」
あっさり。
「普通なら」
その言葉に。
友達の一人が笑った。
「普通ならな。
でもあいつ普通じゃないだろ」
別の声。
「来るんじゃね」
「ありえる」
蒼は鼻で笑う。
「来ねえよ」
でも。
その言い方は少しだけ弱かった。
沙希はそれを見て、小さく笑った。
「どうだろうね」
蒼は何も言わない。
廊下の空気がまた静かになる。
友達の一人がスマホを見ながら言う。
「つーか。今日のやばかったな」
「完全に壊しただろ」
誰かが小さく笑う。
でも。
その笑いは、さっきより小さい。
蒼は少しだけ眉を寄せた。
「壊れるわけねえだろ」
そう言う。
でも。
誰もすぐには同意しなかった。
沙希が言う。
「蒼」
「何」
沙希は少し考えるみたいに言った。
「もしさ、来なかったら」
蒼は黙る。
沙希は続ける。
「それはそれで」
小さく笑う。
「終わりだね」
蒼の目が少しだけ動く。
「何が」
沙希は肩をすくめた。
「全部」
その言葉は軽かった。
でも。
妙に静かだった。
蒼はしばらく何も言わない。
やがて。
「別に」
そう言った。
「困らねえし」
友達の一人が「まあな」と言う。
「もともと何でもないし」
「ただの知り合い」
誰かが笑う。
でも。
蒼は笑わなかった。
廊下の窓の外を見る。
夕方の光。
少しだけ暗くなり始めている。
蒼はふと聞いた。
「……もし来たら」
友達が振り向く。
「何?」
蒼は言う。
「どうすんだよ」
沈黙。
沙希が笑った。
「また試せば?」
軽く。
「どこまで壊れないか」
蒼は少しだけ笑った。
でも。
その笑いは、さっきまでみたいに楽しそうじゃなかった。