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KOKO💖💫🦊
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蒼の姿が、窓に映っていない。教室が凍る。
女子A
女子B
西谷
全員、窓を見る。 映っている。榊。真田。女子達。 でも。蒼だけ。いない。 そこだけ、不自然に空白。
蒼
蒼自身も、窓へ近づく。 でも。映らない。ガラスには、教室しかない。 蒼の立っている場所だけ、ぽっかり抜けている。
女子C
女子Cが後ずさる。
女子C
その言葉。教室の空気が、さらに変わる。 “怖いものを見る目”。完全に。
男子A
小さい声。蒼が振り向く。 男子Aは、蒼を見れていなかった。 視線が、少しズレている。まるで。 そこに誰かいると、脳が認識したくないみたいに。
男子A
榊
男子A
怒鳴る。
男子A
榊が詰まる。
男子A
蒼の胸が冷える。 “残れば”。もう。人として話してない。
西谷
でも。西谷の声も弱い。揺れている。 蒼には分かった。 西谷も、もう限界だ。そのとき。 ギ……。 D列後ろ。増えた椅子。 それが、榊の真正面で止まる。
榊
椅子。ゆっくり。後ろへ引かれる。 ギギ……。 まるで。“座れ”。そう言うみたいに。
榊
榊の声が震える。
榊
女子Aが泣き出す。
女子A
その瞬間。 黒板。また文字。白く。滲みながら浮かぶ。
【みないで】
教室が静まり返る。
【みたらおなじになる】
真田が目を見開く。
真田
蒼
真田
静かな声。
真田
『見られるほど、席に近づく』
『認識されるほど、空白になる』
真田
蒼の喉が冷える。
真田
真田
沈黙。 つまり。孤立していくと。 最後は、自分でも自分を消し始める。
蒼
真田
教室を見る。
真田
男子Aが顔を伏せる。
真田
西谷も黙る。
真田
真田
その瞬間。蒼は気づく。 今。自分も、同じこと考えてた。 “自分が消えれば終わる”。 その思考。もう、席に飲まれてる。
榊
小さい声。榊が、 震えながら立つ。
榊
榊が、蒼を見る。 ちゃんと。初めて、逃げずに。
榊
涙声。
榊
D列後ろを見る。
榊