テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#読み切り
ruruha
201
#闇
ruruha
781
#一次創作
ruruha
219
部屋の空気にも。ようやく慣れてきた頃。遥はデンモクを見つめていた。
蓮司
遥
日下部
遥
画面に表示される。『カナデ』。
蓮司
日下部
遥
前奏。さっきより。声が出る。まだ大きくはない。でも。『水平線』の時みたいな緊張は少し薄れていた。 蓮司はポテトを食べる手を止めている。日下部は静かに聴いている。誰も合いの手を入れない。誰も茶化さない。歌い終わる。
遥
蓮司
遥
日下部
遥
蓮司
遥
蓮司
遥
ドリンクが運ばれてくる。
蓮司
日下部
店員
遥
蓮司
遥
日下部
蓮司
遥
蓮司
遥
少しだけ。また笑う。
蓮司
蓮司
『宿命』。前奏。
遥
日下部
蓮司
日下部
蓮司
歌い始める。やっぱり上手い。盛り上がる曲も。高音も。器用にこなす。しかも楽しそう。
遥
蓮司
遥
蓮司
日下部
蓮司
遥
蓮司
遥
日下部
笑い声。曲が終わる。
蓮司
日下部
蓮司
遥
日下部
デンモクを操作。『RAIN』。
蓮司
日下部
遥
静かな空気。雨の日みたいな曲。遥はぼんやり歌詞を見ている。 蓮司はポテトをつまむ。時々。日下部の声に合わせて小さく口ずさむ。曲が終わる。
蓮司
日下部
蓮司
遥
日下部
遥
少し間。
蓮司
遥
デンモクを見る。少し迷う。
遥
蓮司
遥
『花に亡霊』。
蓮司
日下部
遥
蓮司
遥
前奏。透明な声。高く。優しく。さっきまでより。さらに自然に。歌い終わる。静かな余韻。
蓮司
日下部
遥
蓮司
遥
日下部
蓮司
遥
遥は小さくストローを噛む。
蓮司
遥
日下部
蓮司
三人の笑い声。夕方に近付いていた。それでも。まだ誰も。帰るとは言わなかった。
コメント
1件
うん、すごくいい雰囲気だったね。カラオケで少しずつ声が出るようになる遥ちゃんの変化が丁寧に描かれていて、胸がじんわりしたよ。蓮司と日下部が茶化さずにちゃんと聴いてくれている感じが伝わってくるし、『花に亡霊』の選曲に「絶対好きだろ」って言い合う流れ、微笑ましかったな。最後の「まだ誰も帰るとは言わなかった」が、三人の居心地の良さを物語ってて好きだよ。