テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
眠狂四郎
オレンジタイフーン
#一次創作
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
昼休み。教室の空気が嫌にうるさい。 蓮司はいない。日下部も教師に呼ばれている。 遥は席で小さく弁当を出す。 その瞬間。
A
小さい笑い。
A
遥の手が止まる。
B
C
遥
D
周りは聞こえている。でも誰も止めない。
A
B
笑い。
遥
C
D
遥は弁当を閉じる。 立ち上がる。背中に視線。笑い声。 廊下。うるさい。 でも教室よりマシだった。
遥はトイレに入る。一番奥。 鍵を閉める。狭い。暗い。 膝の上に弁当を置く。食欲なんてない。 でも食べないと後で余計に無理になる。 箸を持つ。 その時。外の扉が開く音。複数。
A
笑い声。遥の呼吸が止まる。
B
足音。近い。
コンコン。
個室を叩かれる。
C
返事はしない。
D
コンコンコン。
少し強い。
A
笑う。
B
C
声が全然優しくない。
遥
息が浅い。
D
ドアの下の隙間。影が動く。
D
遥
A
B
笑い。
C
D
遥は弁当を閉じる。手が震える。
A
ガン。
ドアを蹴られる。肩が跳ねる。
B
C
また蹴る。
ガン。
遥
喉が詰まる。苦しい。
D
A
B
鍵が揺れる。
ガチャガチャ。
遥は口を押さえる。音を出したら終わる。
C
その瞬間。頭が真っ白になる。
D
A
トイレの扉が開く。空気が止まる。
日下部
低い声。笑っていた空気が一瞬で引く。
B
C
日下部
誰も返さない。 日下部は一番奥を見る。動かない扉。
日下部
返事がない。
日下部
数秒。ゆっくり鍵が開く。 遥の顔は真っ白だった。 弁当はほとんど手つかず。 手だけが震えている。 日下部は少し黙る。それから後ろを見る。
日下部
静か。でも逆らえない声。 数人が気まずそうに出ていく。 扉が閉まる。静か。 遥は視線を上げない。
日下部
遥
日下部
遥
日下部
遥
否定しない。日下部は長く息を吐く。
遥
日下部
遥
日下部
即答。遥の肩が少し揺れる。
日下部