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#パロディ
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朝。教室。 いつも通りの時間。 ドアが開く。誰かが入ってくる。
三浦
返事。
湊
何も変わらない。 席に座る。 ノートを開く。ペンを持つ。 書き始める。
三浦
田中
佐伯も、何も言わない。 それが普通。 授業。
担任
呼ばれる。立つ。 答える。正確。
担任
拍手。すべて、変わらない。 休み時間。 会話。
三浦
湊
自然に続く。 誰も違和感を持たない。 放課後。教室。 人が減る。いつも通り。 担任が残る。 書類をまとめながら、ふと、出席簿を見る。 名前の列。指が止まる。
担任
“深瀬湊”その名前に、チェックがついていない。
担任
今日、来ていたはず。ずっと。 教室を見る。誰もいない。 少しだけ考える。 でも。すぐに、ペンを動かす。 出席に、丸をつける。
担任
何も問題はない。 教室を出る。 電気が消える。暗くなる。静か。 そのとき。 スマホの通知音。机の上。 誰もいないはずの席。 そこに、スマホが置かれている。 画面が光る。
【行動ログ】
湊
投稿時間:18:42 👍:1 → 7 → 19 → 36 教室には、誰もいない。 でも。👍は増え続ける。 数分後。
三浦
田中
春野
佐伯
誰も、“いないこと”に触れない。
結城
静かに言う。 AIが表示される。
AI
AI
その文字。誰も見ていない。 でも。確実に、進んでいる。 机の上のスマホ。 画面がもう一度光る。
湊
👍:42 → 58 → 73 暗い教室。 誰もいない席。 増え続ける“正しさ”。 そして、それを疑う人間は、もう、いない。
終