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猫塚ルイ

コメント
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担任
もう誰も説明を求めない。 湊は少し時間をかけて書く。
湊
送信。 👍:0 数秒。 👍:0 三浦がすぐに反応する。
三浦
佐伯
田中
笑いが起きる。 湊の投稿が、“対象”として扱われている。
佐伯
三浦
誰もいいねを押さない。 意図的に。 教室の何人かが画面を見ながら、待っている。
湊
時間だけが過ぎる。
三浦
佐伯
田中
春野は何も言わない。 ただ、見ている。 20秒。 👍:1 誰かが押した。
三浦
佐伯
👍:1(停止) 湊は画面から目を離せない。
三浦
三浦
佐伯
AIが例文を出す。
AI
前向きに取り組もうとする姿勢が素晴らしいです
三浦
田中
(でも笑ってる)
三浦
送信。 👍:7 → 13 → 19 笑いが広がる。
佐伯
佐伯
👍:21 → 26
田中
三浦
AI
一瞬、静かになる。
三浦
完全に“遊び”になる。 湊の投稿には、同じ構造のコメントが増えていく。
前向きになろうとしている点は評価できます
努力しようとしている姿勢は見えます
改善の余地があることに気づけていて良いと思います
全部、同じ方向。 褒めているようで、下に置く言葉。 👍:32 → 38 → 41 数字は伸びる。 でも。
三浦
佐伯
田中
湊
結城が口を開く。
結城
湊
結城
三浦
佐伯
笑い。 湊は画面を見る。 そこには、“評価の言葉”しかない。 でも、どれも同じ意味に見える。 “お前はできてない” 湊の指が少し動く。
湊
送信。 一瞬、空気が止まる。 👍:0
三浦
佐伯
田中
すぐに通知。
AI
👍:0 のまま。 さっきまでの41が嘘みたいに、動かない。
三浦
佐伯
田中
誰かが小さく笑う。 湊は、何も言えない。 さっきまでの👍は、 “自分の評価じゃなかった” クラス全員が、それを理解している。
三浦
佐伯
田中
その言葉が、はっきり刺さる。 湊は入力欄を開く。 何か打つ。止まる。全部消す。 少しして、また打つ。
湊
送信。 👍:12 → 25 → 37 一気に戻る。
三浦
佐伯
田中
AI
湊は画面を見たまま動かない。 理解してしまった。 “自分の言葉”は評価されない。 “正しい言葉”だけが評価される。 そして—— その“正しさ”は、クラス全員で作られている。