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眠狂四郎
オレンジタイフーン
#一次創作
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朝。教室の扉の前。 遥は入れないまま立っている。 中の笑い声。 椅子の音。 誰かの「おはよー」。 全部、遠い。 手が動かない。 昨日の音だけ残ってる。
ガン!!
机を蹴った感触。
怖……
キレた
やば
遥
胃が重い。逃げたい。 でも帰ったら、それはそれで終わる気がする。 扉が開く。
蓮司
遥が肩を跳ねさせる。
蓮司
遥
蓮司
遥
蓮司
遥
蓮司
遥
蓮司は扉の窓から中を見る。 普通。いつもの朝。 でも遥には、その“普通”が一番きつい。
蓮司
遥
止まる。
遥
蓮司
遥
蓮司
遥
蓮司
また静か。 教室の中で誰かが笑う。 遥の肩が少し縮む。
蓮司
遥
蓮司
遥
蓮司
遥
蓮司
遥
蓮司
遥
蓮司
遥
理解できない顔。
蓮司
蓮司
遥
遥
蓮司
遥
遥
その時。後ろから日下部。
日下部
蓮司
遥
日下部は遥を見る。 顔色。呼吸。固まった肩。全部見て。
日下部
遥
日下部
遥
蓮司
日下部
遥
教室の中。 笑い声。誰かのスマホの音。 普通の朝。 でも遥だけ、そこに入る資格がないみたいに感じる。
蓮司
遥
蓮司
遥
蓮司
遥
日下部
遥
日下部
遥
蓮司
遥
蓮司
遥
扉の向こうでチャイムが鳴る。 遥の呼吸が止まりそうになる。
日下部
遥
蓮司
遥
止まる。 長い。本当に長い。 それでも。遥の手が、少しだけ扉に触れる。