この恋は報われないはずだった
遠野楓(かえで)には密かにずっと憧れている義兄、響(ひびき)がいた。義兄と言っても、高校生の頃に母親の再婚で義兄になり、大学生の頃に離婚して別離した元義兄だ。
疎遠になっていたはずの二人は、ひょんなことから再会し、報われない恋を封印していた楓の恋心は、また再燃し始める。
「こんなに苦しい思いをするなら、お兄ちゃんになんてなってほしくなかった」
ずっとお互い思い合っているのに、すれ違ったまま離れていた二人。拗らせたままの心の距離が、急速に縮まっていく。
他サイトにも投稿していますが、ここでは一部加筆しています。