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コメディ
667
その絆はまだ途中
1話から読む普通になりたかった。
誰かと笑って、
くだらない話をして、
明日もまた会えると信じていたかった。
そんな当たり前を。
長瀬ゆきは、異能を持つ者たちが集まる組織「結び屋」に所属している。
氷を操る力。
仲間たちとの日々。
そして、過去に置いてきた傷。
平穏とは程遠い世界で生きながらも、ゆきには変わらない居場所があった。
幼い頃から共に育った斎藤臨時と綾橋一樹。
そして結び屋の仲間たち。
彼らと過ごす時間だけは、異能も戦いも忘れられる。
食堂での夕食。
仕事帰りの他愛ない雑談。
休日の買い物。
くだらないことで笑い合う日々。
そんな時間が、何より大切だった。
しかし、異能を巡る争いは少しずつ激しさを増していく。
過去に隠された真実。
それぞれが抱える後悔。
そして、避けられない別れ。
守りたいものが増えるほど、世界は残酷な顔を見せていく。
これは、
普通になれなかった人たちが、
それでも誰かと共に生きようとした物語。
失われても消えないものを信じ続けた、
絆の物語。
全19話
24,431文字
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